現在、関東のジュニアユースチームで寮生活をしている中学2年生の長男。


お盆休みが終わり、長男の試合を数試合見ましたが、春先に比べて、長男の自力がかなり付いてきている印象です。



盆明けは3年生のチームで、高校一年生と、

先々週末は、県内の強豪チーム(U14)と、

両試合共に余裕を持ってプレー出来ていました。





試合の感想


・ボールロストがほぼ無かった。


・インターセプトやボール奪取が数多くあった。


・早いサポートでボールホルダーを助けていた。


・自分の状況が悪い時は、状況の良い味方を、良いタイミングで使っていた。


・ヒールパスなど、余裕のあるプレーで、味方を活かすプレーをしていた。


・ドリブルで良い侵入が出来ていた。


・よく前を向いていた。効果的な縦パスを何本も入れていた。


・得点、アシスト、決定的な仕事をしていた。


・一番印象的だったのは、左インサイドハーフの長男が、右へ移動して起点を作ったり、アンカーのポジションに入ったり、流動的にポジションチェンジをしながら周りを良く使っていました。

相手は、長男を捕まえる事がほとんど出来て無かったです。


(良い事ばかり書きましたが、トレマッチですし、ガチンコの試合で、少しレベルが上がると簡単では無いです。)





今回、サッカー少年少女の保護者の皆さんにお伝えしたい事は、

〝周りを使う〟

〝周りとの関係性〟

これらに、

いつ頃から目を向ければよいのか?

どうすれば身に付くのか?

という事です。




サッカーはチームスポーツであり、連携、連動、コンビネーション、イマジネーション、創造性、ポジショニング、3人目の動き、オフザボール、タイミング、サポート、パスコースの確保、視野の確保、などなど全て含みます。



おそらく、こういう能力が突出しているのは〝久保建英選手〟だと思います。



久保建英選手が、J3に出場していた時、

代表経験がある、とある指導者が

「彼が、何故これほど騒がれるかわからない。」

「彼が、それほど力のある選手だと思わない。」

と言っていたのを思い出しました。


相当ハイレベルな経験をした指導者でも、久保選手の力を、その様に評価している人がいた訳です。



当時、高校生だった久保選手は、フィジカル面やスピード面で明らかに劣っており、試合展開によってはJ3で苦戦する事は多かったです。

けれど

〝周りを使う〟

〝周りとの関係性〟

の中で自分の技術を発揮する力は、当時から抜けていたと思います。



私はこのブログで、ジュニア時代に最も大切な事は、

〝ボール扱い〟で、

〝一対一〟が最も重要な練習で、能力だと書いてきました。



だけど、

〝3人に囲まれてもボールを取られない力〟

を付ける事と、

〝3人に囲まれて状況が悪いのに勝負〟

する事は

イコールではありません。



ジュニア時代に一対一を重要視するのは正解ですが、

〝周りとの関係性〟は、ジュニアユースからでよいと分けて考えるのは非常に危険です。



〝周りを使う〟

〝周りとの関係性〟

こういう力を付けていく年代は、

多くの人が思っているよりかなり早い、

低学年です。




我が子が、圧倒的に優れた体格、優れた身体能力を有しているなら、周りとの関係性などジュニア時代に気にする事はないです。


でも、ほとんどの子がそうでは無いからこそ、一対一の力をつけながら、早い時期に周りとの関係性に目を向けてほしいです。


どうすれば〝この力〟が身に付くのか?



周りを使う事が上手く、サッカーIQの高い

【大人とサッカーをする事】

が一番だと思います。


小学生相手にボールを持ち過ぎてしまう大人、スピードやフィジカルを使ってしまう大人は論外です。


おしまい🤗

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