前回と前々回はポジションの話をしました。
皆さんは、少年サッカーにおいて、
フォーメーションやポジションの役割や性質などを、どの程度おしえるべきだと思いますか?
フォーメーションは関係ない‼︎
フォーメーションにこだわるな‼︎
ポジションにとらわれ過ぎるな‼︎
重要なのはそこじゃ無い‼︎
よく聞くフレーズです。
そしてこれらは間違いではありません。
今回は、私が長年少年サッカーを見てきて、
【少年サッカーで、フォーメーションやポジションをどこまでおしえるか?】
についてお話しします。
結論から。
【卒業までに出来るだけおしえてやれ‼︎】
8人制サッカーのフォーメーションで十分。
理由はあります。
・6年生なら理解出来る。
・ちゃんと育成された6年生のサッカーIQは大人とそんなに変わらない。
・フォーメーションを知る事で、数的有利不利が理解出来る。
・フォーメーションを知る事で、ミスマッチやギャップが理解できる。
・フォーメーションを知る事でポジションの役割が理解出来る。
・ポジションの役割を理解する事で、プレーの意図が明確になる。
・フォーメーションを知れば戦術も理解しやすい。ボールを持って主導権を握るとか、サイドから攻めるとか、カウンターを狙うとか。
・サッカーIQが高くなる。
・少年サッカーは年間100試合以上ある。育成の積み上げがあれば、6年生の1年間で、教える時間が十分ある。
・他にも学ばなければならない大切な事が沢山あります。一番大切なのは、ボール扱い。オンザボール。けれどフォーメーションを知る事でそれらが足枷になる事は無い。むしろ相乗効果がある。
・フォーメーションに、とらわれ過ぎない方が良い事もあります。しかしサッカーIQがとても高いプロでもフォーメーションやポジションがあるのです。それはチームスポーツだからです。
などなど。
前回のお話同様に、フォーメーションも保護者の力が中々及ばないところです。
保護者向けまとめ
①少年サッカーにおいては、フォーメーションを大人(監督)だけが考え、子供をポジションに当てはめて、子供を操るのは良くない。
②子供が主体性を持ったプレーをする事が大切。
その土台となる知識、サッカーIQは高い方が良い。
③「フォーメーションやポジションはそれほど重要じゃないよ」という指導者は多い。
そういう時もあるけど、フォーメーションやポジションについて、深く話が出来ない人がそれを言っても、説得力が無い。
④最終的(プロになったとしても)にサッカー選手は、監督がフォーメーションとポジションを決めて、選手はその中で自分の役割を果たし、持ち味を出す事になる。
⑤日々の練習でおしえる必要は無い。
1日3試合、2日で6試合なんてよくあります。
そこで少しづつおしえて、目的や意図を持った試合を1年間行えば良い。
⑥サッカーIQの高い指導者に学ばないと、元も子も無い。
以上です。
次回は、少年サッカーの最強フォーメーションについてお話します。
おしまい🤗
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