私は長年少年サッカーに保護者として関わってきました。


本当に多くの移籍を見てきました。


長男は、2年生の時に移籍をし、6年生になる前に移籍を模索しました。

次男は4年生の終わりに移籍しました。



移籍の決断も、残留の決断も大変でした。

ヨーロッパなどでは、上手い子が、レベルの高いチームにどんどん引き抜かれたり、ステップアップする文化がありますが、日本には日本人的な考えがあり、移籍を難しくしています。

保護者の同調圧力。

移籍を許容できない指導者。



移籍は自由です。

少年サッカーの移籍は100%、親子が選択できます。

私はどちらかというと移籍推奨派です。


だけどモラルはとても大事だと思います。


プロでもあります。

育ててくれたチームに移籍金を残すとか。



今回は、私が長年少年サッカーを見てきて感じた、

【移籍のモラル】についてお話したいと思います。

プロではなく、小学生の話です。



先ず親子について。

親と子は一心同体。

純粋に子供が移籍したいと考えれば、それを何とか叶えてやりたいと思うのが親です。

子供の気持ちを一番に考えた場合、モラルに反する選択も出てくると思います。

私はそこは仕方ない部分があると思います。



以前の記事で書きましたが、指導者も選手も親も、6年生になった時のチーム作りや公式戦をイメージして日々活動しています。


保護者として出来る事は、移籍のタイミングです。


モラル視点で見た移籍のタイミング。

・3年生になる前 ほぼ影響がない

・6年生になる直前 影響が多大です

もちろん計画通りにいく事は、中々ありません。


ただ、サッカー少年の保護者は高学年での移籍は、周りに与える影響が大きい事を知ってほしいです。

そして、サッカーが上手い子の移籍はより影響が大きくなり、〝移籍先では8番目の子がベンチになる〟これぐらいは心に留めておいてほしいです。




次に指導者について。

サッカー協会や、関係各所の取組みにより、近年では移籍元指導者の妨害はかなり減ってきたと思います。

指導者の方も、ある程度野心を持って活動している訳で、高学年での主力選手の移籍は快よい訳がありません。

我々保護者はその気持ちを知っておかなければと思います。


今回取り上げたいのは、移籍を妨害する移籍元の指導者ではありません。

移籍元が〝移籍を妨害してはならない〟という事は、浸透してきているからです。

取り上げたいのは、

〝移籍は自由〟

という事を、逆手に取る、受け入れ先の指導者です。




とあるチームで、コロナ禍で9月から始まる公式戦の、2週間前に、県内指折りの実力がある K君が移籍加入した話。


私は、その受け入れ先のチームの指導者が、その時に言った事が忘れられません。



「これでワンチャン全国に行けるかも」



小学生のチーム強化とは何?


育成という目線は、どうなっているのだろう?


そのチームで低学年から頑張っている子供や親の目線はどうなっているのだろう?



K君には止むに止まれぬ事情がありました。



移籍は自由だからと、6年生の8月、公式戦の直前に、物凄くサッカーが上手い子を、何の躊躇もなく受け入れる事は、少年サッカーの指導者として、モラルが低いと思います。


おそらくほとんどのチームの指導者は、受け入れないか、受け入れたとしても悩むと思います。



少年サッカーの移籍で、最もモラルが問われるのは、受け入れ先の指導者が

【健全な少年サッカーの育成】

をどう考えているか?だと思います。



おしまい🤗

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