少年サッカー未経験、サッカー未経験の保護者さん向けに、8人制サッカーのフォーメーションの基本的な考え方について書いていこうと思います。

息子が主に、ジュニア時代に経験したフォーメーションは
3-3-1
3-2-2
2-3-2
です。

フォーメーションの特徴や、相手フォーメーションとの相性などを、息子との経験を元にお話していきたいと思います。

前回の記事でフォーメーションの基本的な考え方をお話しましたが、今回は、その続きです。




前回フォーメーションの基本的な考え方として、ギャップとミスマッチをお伝えしました。



前回も少し触れましたが、

もう一点、大切な事、

それは〝ボールに対して人数をかける〟

という事です。


ボールに対して人数をかけるという事は、

・ルーズボールなら

先に触る為

マイボールにする為


・相手ボールなら

プレッシャーをかける為

奪ってマイボールにする為

相手に自由にさせない為


・マイボールなら

適切な距離で味方をフォローする為

奪われてもすぐ奪いかえす為

起点をつくる為

広い方に展開する為


要するにどちらが、〝主導権を握るか〟の話です。

近代サッカーにおいてはボールを保持する方が主導権を握るとは限りませんが、

一般には、

少年サッカーでは、

育成の為には、

人数をかけて、中盤を制して、ボールを保持して、

主導権を握るというのが、基本的な考え方だと思います。




余談ですが、

大人のサッカーでは○○だけど、育成年代では□□を優先する。

こういう事は頻繁にあるので、今後も意識して発信していきたいと思います。

こうしてみると低学年の〝団子サッカー〟はサッカーの本質や、育成の本質からそれほど外れてはいないという事になります。

高学年の〝一辺倒なリアクションサッカー〟は育成の本質からは外れています。

少年サッカーの指導者に求められるのは、一番に指導者のサッカーIQ。

次に、〝この年代で何を教えるか〟という、育成への理解となります。




ボールに人数をかける時に、もう一つ大切な事は

〝場所〟です。


例えば自分のゴールに近い場所で、相手ボールの場合は、人数をかけないといけません。

近い人が素早く寄せないといけません。

シュートを打たれてしまいますから。


一方、相手ゴールに近い場所では、人数をかけて、もし突破された場合、裏が空いてしまいピンチになる事があります。

チーム戦術として前から(相手陣地で)人数をかけて奪いにいくことはありますが、

一般的には、そこはある程度相手に自由にさせても良い、となります。



では、一般的に人数をかけるというのはどこの場所の事でしょうか?


そう、中盤のセンターです。

一般的に、ここが強い方が試合の主導権を握る事になります。

中盤センターが、1人のフォーメーションより、2人のフォーメーションの方が、主導権を握りやすいです。

・主導権を握る為に、人数をかける。

・主導権を握る為に、エースをセンターで使う。

・主導権を握ってトップやサイドを活かす。

・主導権を握れないから、ディフェンスを厚くする。

これが考え方の順番です。


(サイドが絞ってセンターを助けたり、トップが落ちて中盤を助けたり、色んなやり方があるので単純に数字通りにならない事は多いです。また優れた選手は数的不利を無力化します。)




少年サッカーのフォーメーションを考える時には、

前回お話した、

〝ギャップと〝ミスマッチ〟

そして、

〝中盤に人数をかける〟こと。

また、

サッカーの原理原則である

〝攻撃は広く、守備は狭く〟

さらに、

〝子供たちの能力と適正〟

最後に、

〝育成〟

最低でもこれらは押さえておかないと、8人制サッカーの良いフォーメーションは組めないと思います。




これらの事は、サッカー未経験の方が子供の試合を見るだけでは理解したり、気付くのは中々難しいと思います。

一方、サッカー経験者なら直感的に理解している人が多いと思います。


ただ育成においては、子供や誰にでもわかるように、言語化する事がとても大切だとブログを書きながら感じています。



次回は3-3-1についてお話します。


おしまい🤗

ランキングアップの為宜しくお願いします🙇‍♂️

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