今回は先週末の試合の感想をお話します。
U15県Aリーグも第6節。
今回の相手は実力的に中位のチーム。
現在1勝4敗
そろそろ勝点がほしいところです。
1-2 ✖️
逆転負け。
またしても終了間際のゴール😫
これで1勝5敗になってしまいました。
試合内容はというと、前半30分まではボールポゼッションが7割ぐらいでかなりゲームを支配していた様に見えました。
しかし、攻めあぐねたり、相手も後半にかけて修正したりで、徐々に五分五分の展開になり、息子のチームも狙ったゲーム運びというより、公式戦らしく白熱したガチンコの試合になっていました。
敗因は、決定機を2回外して2点目を取れなかった事かな🙂
失点シーンに関しては、中学一年生にはグランドもゴールも広く、身体の小さい子も多いチームなので、仕方ないかなと思います。
今年は、昇格はチーム力的に難しく、降格も2年生の結果による中で、チームも勝点を奪う事に、どの様にアプローチしているのかわかりませんが、育成には絶好の充実した試合が続いています😊
今回着目したいのはスペースです。
スペースへのドリブルと縦パスです。
前半30分まで、圧倒的にボールを支配する中で、相手は息子のチームのインサイドハーフをしっかりマークするなど、かなり低い位置で人数をかけてブロックを組んできました。
そうなると息子のチームのセンターバック2人とサイドバックがかなり自由に動ける訳ですが、ビルドアップ(組立て)のやり直しを何度も何度も行なっていたのが気になりました。
通常こういう場合は、センターバックやフリーの選手がスペースにボールを運んだり、気の利いた効果的な縦パスを入れるのが定石です。
ビルドアップの基本は、相手を引き付けてパス。一枚剥がしてパス。パスで一枚剥す。はやいパスで剥がす。それをチームで繰り返す事で穴を見つけていきます。
ところがフリーな選手が、スペースにボールを運ばず、相手を引き付ける事無くパスをすれば、いつまでたっても穴が出来ません。
少し難しく小学生には関係の無い様に感じるかもしれませんが、これは小学生で身に付ける原理原則の部分です。
レベルの違いはあれ、ジュニア時代から積み上げていく部分です。
完全に個人の力です。
低学年というとボールを持ったらドリブル。
取られても〝2人3人と強引にチャレンジする〟といったイメージかもしれませんが、レベルの高い集団では2年生の終わりから3年生ぐらいになると、
〝スペースがあればドリブルで侵入〟
〝スペースが無ければ他を探す〟
が少しずつ出来る様になっています。
パスも、4年生になるとスペースに鋭い縦パス。はやい縦パス。効果的な縦パスが意図的に入りはじめます。
使えるスペースは個人の力によって変わります。
A君にとっては狭くて使えないスペースでも、B君にとっては十分使えるスペースかもしれません。
ドリブルは、イメージしたコース取りをスピードに乗って運ぶ力。そして相手を見てコースを変える力。
パスは、使いたいスペースに、
強く、正確に、タイミング良く通す力。
そしてスペースを探す力。
少年サッカーの保護者の皆さん、
目の前に、相手にとって嫌なスペースがあれば、侵入出来ているか?
前にスペースがあるのにボールを下げてないか?
完全にフリーなのに、相手を引き付けずに、横や後ろにパスを出していないか?
気の利いたパスを出しているか?
狭いところを通すパスにチャレンジをしているか?
逃げてないか?
スペースが見えているか?
上のカテゴリーでスペースを有効に使う為に、
先ずは基本的な部分に、ジュニア時代からチャレンジ出来ているか、是非観察してみて下さい。
おしまい🤗