神奈川県内のみ展開している、学習塾ステップには、高校受験対策としては、ハイステップと、ステップがあります。
どっちにするか、、、
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うちは、高校受験で、ハイステップにお世話になり、息子は今、大学4年生です。
(大学受験もステップでしたー。
とても良かったです。)
中1のとき、ステップか、ハイステップか迷って、ハイステップにしました。
うち息子についていうと、とてもよかったと思います。
ハイステップのおかげで、その後の進路が拓けたと言っても過言ではないと思います。
先生方にはとても感謝しております。
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さて、話を戻すと、どっちにするか、、、
まず、ざっくりいうとハイステップのほうは、難関と言われている高校への進学対策のための塾ということになるでしょう。
合格実績からしても、明らかです。
よって、ハイステップにお世話になれば、難関と言われている高校に行ける可能性が高まるのではと、期待する保護者の方々も多いと思います。
確かにそれは言えると思いますが、しかし、しかし・・・・ 現実はそんなに甘くなく、単純ではないと思います。
そのお子様の個性との整合
学習に向かうモチベーション
自分の進路への意欲、決意のようなものがないと、続けられるか、という問題が生じるものと思います。
ハイステップに限らず、難関校を目指す塾で頑張るには、そうした課題を乗り越える必要があると思います。
入れただけでは、難関合格を実現できるわけではないと思います。
実際にハイステップを体験した息子の状況を振り返り、いくつか語りたいと思います。
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1.勉強が大変
まず、単純に勉強の量と難易度レベルが大変だったと記憶しています。
学校の学習のペースより、かなり先に行くことに加え(確か、2年生の段階で、3年間の単元をほぼ終えたような記憶が・・・・)実際の難関校の入試問題にもチャレンジする機会が増えます。
「ついていけるか」問題が生じると思います。
「ついていけるか」は、知力もそうですが、粘る力とか、簡単に諦めないとか、泥臭い側面、体力も必要になるものと思います。
2.レベル別クラス
ハイステップのなかでも、レベル別のクラスが構成されます。
いわゆる難関高に合格した生徒は、一番上のクラスに集中していて、下位のクラスとは大きく差が出ていたと記憶します。
ステップで発表している、ハイステップの合格実績は神奈川県内の各校舎の合格者の集計なはずです。
各校舎の上位者による集計の可能性がある、という認識が必要だと思います。
要は、難関と言われる高校(偏差値70前後以上)に進学するためには、各校舎での競争において、優位な位置にいる必要があります。
3.定期テスト対策は薄かった??
確か、定期テスト対策は薄かったと思います。
基本は自分でやらないといけない感じだったと思います。
(それでも、一番上のクラスの生徒は、定期テスト対策を、こん詰めてやらなくても上位だったと思います。)
ステップの方はちゃんとやってくれていたのではと推察します。
4.競争へのプレッシャー
ミニテスト、各種テストが頻繁にあります。
教室内で点数のランキング表が貼り出されます。
オープン模試などの模試では、誰がランキングに名前が出ていたかなど、当然話題になります。
うちの息子の校舎の、一番上のクラスの生徒たちは、模試のランキング表に、ほぼ毎回、名前が出る生徒が多く、むしろ何位で名前が載るかの競争をしていたように思います。
そうした競争を、ポジティブなエネルギーに置換できる生徒もいる一方、ネガティブな方向に向かうと、メンタルへの影響が出ます。
まだ幼いとも言える中学生にとって、大きなプレッシャーとなること、認識してあげたほうが良いと思います。
うちの息子は競争を楽しんでいたようなので、ポジティブなエネルギーになった感じです。
上位になったら、小さい子供のように、嬉しそうに報告してくれました。。
5.中学生活との両立
部活、行事、学校の勉強、それに加え、かなりヘビーなハイステップでの学習。
これが大変だったと思います。
うちの息子は、市内強豪の運動部で、レギュラーで、夕方晩くまでガンガン練習していました。
その上での、かなりヘビーなハイステップでの学習だったので大変だったでしょう。
眠くもなったでしょう。。。
よく頑張りました。。
そうした学校生活を成り立たせるには、家族の理解と協力も必要です。
うちも、学校を出るのが遅かったですが、中学校は携帯持ち込み禁止で、かつハイステップの教材もたくさんあるので、妻が息子と荷物の受け渡しを、塾付近で行っていました。
妻は専業主婦だったので、できたことですが、そうでなければ、そうした両立のための工夫を具体的に考えないといけません。
ならば勉強だけやれば良いか。
多感な時期における部活や行事への取り組みは人間成長につながります。
うちは、息子自身が部活、行事に意欲をもって取り組んでいたので、その考えを尊重しました。
本人が意欲的だったので、できる限りのサポートをしてきたつもりです。。。
6.多感な年齢の難しさ
上記の大変さに加え、さらに事態を複雑にするのが、中学生が、多感な年齢であるということです。
周囲からの影響も受けやすく、精神面が不安定です。
考え方が全く異なる友人からの影響もあります。
反抗期も出てきます。
本人の個性も大きく作用します。
本人の学習に向かうモチベーション、自分の進路への意欲、決意と、親子の信頼関係を軸に、家族による物理面だけでない、精神面のケアとサポートがないと、成立しないように思います。
7.本人の学習への興味、強い意志と覚悟、自信。
もちろん、これが一番大事ですね。。
勉強が面白い!
◯◯高校に行きたい!
だから頑張る!
できて嬉しい!上位になれた!
また頑張ろう!
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というわけで、ハイステップに限らず、難関高を目指す塾は、厳しい学習環境と学生生活と両立が必要となります。
本人の学習への興味、強い意志と覚悟も必要だと思います。
上記の観点も入れて、判断が必要なように思います。
まあ、うちの場合、そうした判断ができたかというと、決してそうではないです。
暗中模索で突き進んだ感じです。
ただ、本人の学習への強い興味はありました。
あと、自分への自信、できた時の喜びも、彼にエネルギーを与えたのかも。
今、振り返ったからこそ言える話ですが、いろいろ難しいところがあったなと思い、参考に記述させてもらいました。