たまには仕事の話題を。。。。


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以前、うちの会社の、うちの組織で、働き方改革の取り組みをするにあたり、働き方改革が進んでいる企業の事例を調査したことがあります。


色々調べ、サイボウズさんが日本で一番進んでいるようだと分かり、話を聞きました。


その取り組みを聞いて感銘を受けたので、うちの組織内で講演してもらうことにしました。



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ところで、なぜ働き方改革なのか。


少子高齢化の日本では、労働人口が減少傾向にあります。

企業としては、多様な価値観、多様な働き方をリスペクトした労働環境の整備を行うことは、労働力の確保につながります。

また多様な価値観の人達に活躍してもらうことで新たなイノベーションを起こすことも期待できます。


一方、働く側としても、多様な働き方を志向する会社で働くことは大きなメリットがあります。

例えば育児や介護と、仕事との両立をしつつ、自らのキャリアを成長をさせるということも可能になります。そのことで豊かな人生をおくることにもつながります。


よって働き方改革は、日本経済、企業、そして個人の三者にwin-win-winの戦略的な施策といえます。


いつまでも「正社員」「男性」中心の働き方、「昭和」の単一価値観でいたら、その企業は取り残されるものと思います。


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さて、サイボウズさんの話に戻ると、サイボウズさんでは、「100人、100通り」の人事制度改革を進めた結果、離職率が大幅改善し、社員満足度が向上し長く働くことで、業績も急成長したとのことです。


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話を聞くと、重要なキーワードは、「わがまま」だそうです。


それぞれの「わがまま」な働き方が尊重されている。


聞いた話では、カフェでテレワークをしている若手社員が、「コーヒー代が大きな負担なので、カフェでのコーヒー代を負担してくれ」と会社に要望したら、カフェ代を負担する制度ができたそうです。


また、子連れ出勤、時差勤務、オールテレワーク、副業、趣味との両立、、、、とにかく、それぞれの「わがまま」が許容されているそうです。


「わがまま」というと聞こえは悪いですが、要するに、それぞれの思い、事情を尊重した働き方ができるということです。


それが、「100人、100通り」の人事制度ということらしいです。


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ところで、僕は純ジャパニーズ企業で、堅めの組織にいます。


サイボウズさんに講演してもらったところ、我々のメンバーから、質問が出ました。


「わがままな働き方をしている人が増えると、誰かにしわ寄せがでて、不満が出たりしないのか???」と。


それに対して、サイボウズさんからは、


「チームの仲間同士で話し合い、助け合って、チームの中で解決する。それしかないです。だからチーム内の信頼関係や寛容さが大事なんです。」と。


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働き方改革というけれど、多様な働き方の人達が増えれば、職場内が混乱するリスクがあります。


それでもチームを前に進めるためには、それぞれの事情をリスペクトし合う信頼関係と、「お互い様」という寛容さが大事。。。


おそらく、それだけでなくチーム内で細やかなシフトを組んだり、目標に対しての進捗管理を細やかに行ったりと、マネジメント側の能力も求められます。評価の公平さも必要となるでしょう。


まだまだ、「昭和」な人達が主流ななか、各企業がその域にいくには、時間がかかると思いますが、日本経済を発展させるためにも、様々な事情をかかえる方々に生き生き活躍してもらうためには、じょじょにだけど、変えていく必要がありますね。。。