もう一個、キャリアコンサルタントの勉強をしていて、好きになった理論を紹介させてください。


それは、アメリカの心理学者ジェラットさんの、「積極的不確実性理論」です。


検索したサイトを引用します。



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これまでのキャリアの捉え方は「山を登る」イメージだったかもしれないが、変化の激しい時代では、「山を登る」よりは「激流を筏(いかだ)で下る」イメージの方が合っている。


そこでは左脳(ロジック)で判断するだけでなく、右脳(主観)で不確実性を積極的に受け入れ、将来に向かって「意思決定」する必要がある。


そこで重要なのは

1.予測

2.評価

3.意思決定


これらの3ステップを繰り返す。

客観的判断だけでなく、主観的判断も重要視しながら意思決定すべきである。


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この理論も、変化の激しい現代を生き抜くための示唆を与えてくれる、素敵な理論だと思います。


予測のためには情報収集と、溢れる情報に溺れずに、それぞれの個人がそれぞれの適切な判断軸をもって見立てる判断力が必要。周りからの協力を活用する知恵も必要でしょうし、ジェラットさんのいう通り、ロジックだけではない、主観的な判断も必要でしょう。


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どうやって、変化の激しい時代において、筏(いかだ)下りを上手くやっていくか。


これは「お勉強」だけでは学ぶことができないのではと思います。


正答が決まっている、与えられた問題を解く競争で優位にたっていても、筏(いかだ)下りを上手くやっていけるかは分からない。

環境の変化を捉えて、うまく立ち回っていく必要がある。


ここに、学校生活における「お勉強」以外の活動(部活、友達との交流、生徒会、ボランティアなど)の重要性も垣間見ることができます。


課外活動で培う臨機応変対応、仲間との切磋琢磨、コミュニケーション、創意工夫が、個人の意思決定の力の研鑽への影響は大だと思います。


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前回の投稿で紹介した計画的偶発性理論含め、現代を生きる知恵を与えてくれる素敵な理論だなと思います。