各社の就活の動きが早期化し、早くも26卒の就活がスタート。
25卒予定で、2023年時点で3年生の息子も、「周りが始めてるから自分もやらなきゃ」という、ある意味周りからの刺激で就活が始まりました。
「インターン」ということで軽く考えていたら、息子からの報連相を聞くと、かなり本格的な選考となっている。
ガクチカ/志望動機の練度が求められ、SPIに代表されるテストでも高得点が求められ、グループディスカッション対応、面接対応を適切に行わないと、落とされる!
あれ?大丈夫???就活の状況を聞けば聞くほど、親として色々焦る気持ちもありました。
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そんな焦りを感じつつ、約1年間、彼が就活をしているのを横でみていて、とても大事だなーと思うことがあります。
何回かに分けて述べます。
まず第一のポイントとして、「自分を知る」を挙げたいと思います。
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まず当然のことですが、親である僕と、息子は違う人間です。
幼少時代からの過ごし方、中高、大学と、僕とは異なる人生を歩んでいます。
そうした、唯一無二の個性をもつ人間が、社会人としてのキャリアをスタートするにあたって何を重要な価値観と捉えるか。
自分は何がしたいのか。
どのようなことに喜びを見出すのか。
どうしても譲れない価値観は何か。
どのようなことがイヤなのか。
(周りから見て、どんなにしょぼくても、本人が大事と思うなら大事!)
社会人生活を歩み、大人としての人生を本格的にスタートし、自ら幸せな人生を構築していく主体として、そもそも自分とはどういう人間なのか、つまり「自分を知る」ことが最も重要だと思います。
就活が進むと、情報過多となり、取捨選択が難しくなります。
周りからノイズも増え、判断が難しくなります。
また就活は選ぶ側の会社に選ばれないと成立しないので、必ずしも、第一志望の業界/会社に行けるとは限りません。
第二志望、第三志望になる可能性も高い。
そんななかで、各種情報の取捨選択を進めるためにも、自分としてブレずに納得して判断するためにも、まず「自分を知る」ことが重要だと思います。
今、多くの若者が就職後、会社側の事情/問題などの外部要因だけでなく、「こんなはずじゃなかった」というリアリティショックで離職となるケースが増えているようです。
その意味でも、就活において「自分を知る」ことと、「自分を知」った上で、自己の価値観に沿った業界選択、会社選択を行うことで、可能な限り、納得のいく進路を進むことが重要だと思います。
それでも転職になったら仕方ない!
転職マーケットも活発なので大丈夫!
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ただ一方で、就活スタート段階で、「自分を知る」ということは難しい。
自分を知った上で、どの業種、どの会社、どういった仕事を自分は良しとするのか。
その判断軸を就活初期段階からもつのは難しい。
はっきり志望が決まっている学生さんなら良いけど、うちの息子の場合は、ほとんどわからない状態でした。
そこで彼が取り組んだのが、
①数多くの会社のインターンに申し込み、厳しい選考に挑む
②興味のある、いくつかの業種のオンライン説明会に参加
③OBなどの先輩にヒアリング
④Open Work、youtubeなど、ネットから各業界、各社の情報摂取
⑤メンターさんからのアドバイス(en-courageを活用)
な感じでした。。
そもそも、どんな会社が各業界にあって、どんな事業をやっているのかを把握するために、幅広めで構えていたようです。
なので、新3年生の6月から数ヶ月は、今から考えると「自分を知る」プロセスだったのではと思います。
そのプロセスのなかで、自分として何を良いと思うのか、という価値観を明確にしていきつつ、業種、会社の優先付を行なっていった感じでした。
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色々忙しくて、「①サマーインターンのエントリー」ができない学生さんで、各業界/各社の情報に関して明るくない状況であれば、②オンライン説明会 ③OBヒアリング ④Open Work、youtubeなど、ネットから各業界、各社の情報摂取 ⑤メンターさんアドバイス は、もしかしたら可能だと思うので、文系理系問わず、お勧めします。。。
どんな事業をやっているのか、年収がどのくらいか、どういう社風なのかといった情報を得つつ、親近感を感じるか、違和感を感じるか、そうした主観的な感覚を大事にしつつ、「自分を知る」ことが重要だと思います。
これはとても参加になります。
著者によるダイジェスト動画シリーズ、参考になります。
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「自分を知る」ということに関しては、マサチューセッツ工科大の名誉教授シャインさんが言うところの「キャリアアンカー」や、厚労省の提供している「RIASEC診断」の結果なども参考になるかもしれません。