5年前。このブログを書く大きなきっかけの一つが息子の高校受験でした。

彼の高校受験をめぐる話を残したいと思います。

前に書いた記事を再編集したものです。

これも長文になりそうなので、何回かに分けます。


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息子は市内で割と強豪だった公立中のサッカー部に属していました。レギュラーを目指すため、塾の他に中2までサッカースクールにも通っていました。


塾通いにおいては、サッカー部の練習が夕方おそくまであったので、塾のそばで、妻が息子から学校の荷物を受け取り、塾の荷物を渡す。これを中1から中3の夏までやっていました。妻には感謝です。


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塾はハイステップに行っていましたが、すごく先取り学習をするので学校の成績もそこそこでした。

彼が中1の頃、高校受験のことを考え始めましたが、どちらかと言うとサッカーを念頭においていていたので、

・サッカーに力を入れている

・勉強面でも充実している

それを勘案して、神奈川県内の高校をいくつかピックアップアップしました。


その中での最有力は慶應義塾でした。

僕は早稲田出身ですが、家からそこそこ通いやすいこともあり、あわよくば慶應義塾??と思っていました。

ただ僕の夢想であり、全く現実は見えてませんでした。

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息子が中1の春、中2になる前のこと。

そろそろ本人に高校受験を意識してほしいと思い、慶應義塾含む、いつかの高校を巡る小ツアーをやりました。


幼少時代、息子とはよく動物園や水族館に行っていたので、そうした遊び感覚で、各高校を巡り、いくつかのチェックポイントを確認しました。


・家からどのくらい時間がかかるか

・校舎、設備の状況

・最寄り駅の周りは栄えているか

・生徒の雰囲気  など。


僕の魂胆としては、「ほら、公立高校と比べると、慶應義塾の校舎と設備ってすごいでしょ。日吉駅も栄えてるでしょ?」と植え付けたかった。

慶應義塾に憧れてほしい、というのがありました。


なのですが、息子に「どうたった?」と聞くと、「確かにすごいしカッコいいけど、男子校はイヤだな。。」という反応でした。


思惑外れでした。。


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その日は、朝から様々な高校を巡りました。希望ヶ丘、川和や翠嵐も巡り、最後に寄ったのが湘南でした。


ちょうど夕日が美しい時間帯。

正門から入ると、緩やかなスロープがあって、その横にある大きなグラウンドで、ラグビー部が試合をしていました。

他の運動部の生徒さんも、数多くいました。


それを見た息子。

「わー。なんか青春って感じ」と。


慶應義塾に憧れを持って欲しかったのに、なぜか湘南に惹かれてしまったのでした。。

一目惚れといっても良いかもです。