前回の投稿に続き、追加であれこれ。

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息子から聞く、今の大学生の就活。

僕の時代の就活とは、全く性質の異なる戦いをしているな、と思います。

一番違うのは情報の細かさ。
僕の時代から考えると驚くべき状況です。。
会社別に、本当に細かいレベルでの情報が飛び交っています。

今回、具体的な例をいくつか残したいと思います。
ただ、注意すべきは、あくまでも過去の状況に基づいた情報ということと、前投稿でも記したように、情報に溺れないこと。
各社が方針を変えることもあるので、そこも注意ですね。。
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1.グループチャット
同じ大学内の就活グループチャットがあるそうです。
このチャット、例えばA社のインターンにエントリーした後の合否の報告をしあったりなど、会社ごとの就活の進捗を情報交換しているらしいです。

2.独特なエントリー
30〜1分程度の自己紹介動画の提出が必要だったり、アイデア、創造性を試すような設問が含まれていたり、会社ごとに特徴があります。 
また、会社の業務内容の動画をみさせて、どの仕事を志望しているか、なぜ志望しているかを、インターンの段階で問うたり。。
ガクチカをコピペするだけでは対応できない感じです。。

ぱっと検索したら、会社別の過去問情報なども出ています。

どんなことに取り組む必要があるのか、事前に知っているかどうかで、対応に差が出るかもです。


また、インターンがどのくらい本選考に関わるかなども、調べたら出てきます。


3.適正検査、Webテスト
会社ごとに使用するテストサービスが違うので、受ける会社が何を採用しているかを把握することが重要になるようです。


見分け方も出てるようです。

足切り率の推定情報まで出ています。



中には、デザイン思考テストというのをやっている会社があるそうです。

例えばKDDIはインターン申し込みの段階からデザイン思考テストがある模様。




4.面接

集団面接、個人面接、グループディスカッションのほか、ケース面接、AI面接などもあります。


ケース面接とは、コンサルでよく実施されているもの。

会社ごとに、難易度や内容が異なるとか。

過去問まで出ています。


このケース面接は対策本がAmazonで売っています。


これはソニーの対応が載っているサイト。



5.就活サイト

学生が登録することで閲覧できる、各種就活サイト。各社の選考フロー、過去の状況などの口コミがあります。






6.ガクチカと志望理由、自己分析


上記のような、会社ごとの対応についての情報集めと対策検討を、他の人達もやっている前提で、ガクチカと志望理由で差別化する必要があるのが、現在の就活かなと思います。


息子いわく(メンターさん言われたとのこと)ガクチカ、面接対応において重要なのは、結局は「自己分析」だとのこと。


大袈裟に言えば、

自分はどういう人生を歩み、どういう指向をもっているのか。何を価値と考えるのか。

何を考え、何をやってきて、何を学んだのか。

徹底的に自己を掘り下げる必要があるとのこと。。


僕の時代には、留学した、体育会だったとか、世界一周したとか、華々しい事実が強いような神話があった気がしますが、今はそれだけではダメなようです。

また、自分はどういう人間なのかのアピールに加えて、「なぜ、その業界なのか、その会社なのか」を論理的に話す必要があるようです。

社会人になって何を成し遂げたいのか。

その理由は??

なぜ、その会社なのか?


自分の人となりから、その業界、会社を志望するに至った理由を、相手が納得のいくように説明する。

面接で、自分の人物像をアピールして「採用したい」と思わせることが重要なのでしょう。。


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僕の学生時代のレベルでの戦いではない気がする。

僕が学生時代にタイムスリップしたら、絶対に戦えないと思います。。苦笑