以前、僕が最も大学受験でお世話になった先生として、代ゼミの田村秀行先生を紹介した。


冗談ではなく、数回受けただけで、現国の成績が上がった記憶がある。

初めて授業を受けたのは高二の夏期講習。
まさに「目から鱗」だった。

文章の森の中に迷い込んでいたのを、空中に引き上げくれた感じだった。
現代文を鳥瞰的目線で、流れを捉え、論理構造を分析していくことを分かりやすく教えてくれた。

田村先生は、いつも冷静で、論理的で、堂々としていた。強い熱意というよりは、静かにじっくり我々に文章の読み方の本質を教えてくれた。授業では殆ど無駄な雑談はなく、淡々と進んでいた。しかしとてもわかりやすく、毎回、スゲー人だな、と唸らされていた。

早稲田に行けたのも、社会人になれたのも、管理職として仕事をしているのも、田村秀行先生のお陰とも思えるし、田村先生に教えて頂いたことが今でもベースになっている気さえする。

ただそれは、もう20数年前のこと。笑。

ところで昨今、4月から高校に通う息子の塾をあれこれ調べていたら、武田塾のYou Tube に出会った。

その武田塾チャンネルなるサイトで、懐かしい名前が出てきた。田村秀行先生の名前だ!!

未だに田村先生の著作が評価されて、多くの受験生に買われているようなのだ。

色々な人が田村先生の著作を絶賛している。
現代文とは何かの本質を教えてくれる参考書だと。。

懐かしくて、嬉しくて、泣きそう。。

同時に、ホントスゴい先生だったな、と思う。

あと感じるのが、田村先生らしいな、ということです。この参考書を紹介している下記の動画のなかに、「まるで予備校の講義を聞くような解説」と紹介されていました。

多くの学生に、惜しみなく現代文の読み方と解き方を伝えたい、みんなに志望校合格を勝ち取ってもらいたい、そのためにはどうすればいいかを考えに考えて書かれたものと思う。

予備校側は、ここまでノウハウを晒さなくてもいいのでは、と思わなかったか。。