11:00の待ち合わせ
わたしは10:55に席に着いていた。
11:00過ぎに彼女は入ってきて、
「郁乃が先に来ているなんて!」とかましてきた😂
『そんなめずらしいこともあるんだよ、長く生きていると😂』と言ってやった^ ^
5年振りの彼女の笑顔。。
彼女はわたしと正反対、
しっかり者で、高校生のときは提出期限にまたも間に合いそうにないわたしの課題をお姉ちゃんのように手伝ってくれていた。
全然そんなつもりなかったのに、
顔見ただけでなんでだよ😭??
うれしくてホッとして涙が出ちゃう💦
恥ずかしいから今は涙は引っ込んでてくれ🙏💦って度々思う。
50年近く生きてきて、
高校生活がいちばん楽しかったかもしれない。。
彼女もそう言う。。
穏やかで、適度にがんばって、適度にサボって、友人関係も良好で担任の先生はほんとうに素敵な人だった。
あれから30年。。(←いくまろ)
生きてきたんだね。
人生は、、想定外に濃かったね。
わたしは20代後半、
病気をして容姿も変わり絶望的な気持ちで帰ってきた。
彼女は一人娘を抱えてシングルとなった。
あのときの彼女の気持ち、
わたしはちっともわかってなかったんだなって、
母になり7年も経ち、思う。
あのときまだ赤ん坊だった彼女の一人娘が、
あのとき三十路を過ぎて大失恋したとかで激痩せ中のわたしの頭をニコニコ撫でて励ましてくれたあのちっちゃな女の子が、
この春社会人になっていた。
「わたしはやっぱりなんか見に行けないんだよね。。」
『じゃぁわたしがこそっと見に行って来るよ!』
そう言っていそいそと、ドキドキしながらわたしたちの娘ちゃんが働くフロアに行くわたし。。
居た!
マスクしてるけどすぐにわかった。
かわいぃ〜〜😭💕
商品棚の間から、
なんでまたこんなコソコソドキドキと、
ストーカーみたいなおばはんが、
覗きながら泣いているなんて。。
捕まるわ😂!
接客している。。
笑っている。。
と思ったら真剣な表情。。
眩しいなぁ。。😭
むぎゅ〜〜って抱きついて頭ワシャワシャしたい衝動をおさえて、
商品のハンカチタオルを一枚取りレジへ向かう。
お会計を済ませ、
『すみません。。〇〇さんと少し話してもいいですか?ほんとに少し。。あ…、叔母です^^;』←(うそつき( ̄▽ ̄;))
〇〇ちゃんはすぐにわたしだって気づいてくれてニコニコ笑っている。
『おめでとう〇〇ちゃん☺️
仕事中にごめんね。
かわいくなったねぇ。。
…………。
ありがとね!またね☺️』
ポケットにお祝い袋を入れて、
それ以上はもう時が止まってしまいそうで、いそいそと去った。
仕事中に、ほんとごめんね。
困ったおばはんや。
わたしが初々しかった頃、
こんな風にしてくれた母のともだちたちの顔が思い浮かばれる。。
祈るように、そっと見守り、
邪魔にならないように、
静かにつよく応援してくれていたこと、
今更ながら沁みるのです。
愛しい〇〇ちゃん、
社会人一年生おめでとうございます。
素敵になられたね!
色んなことがあるかもだけど、
あなたを心から思っている人がいること忘れずに、その笑顔で軽やかに過ごしていってね!
いくちゃんより
#同級生