「誰かわたしにギター教えてくれる人いないかな~」
いつかわたしはこんなことをつぶやいて、
「ひとりいらした!」と閃いた友人に連れられて、
高橋せんせいの工房を訪ねたのはかれこれ4、5年前のことでしょうか。
陶芸の先生…??
わたしの勝手なイメージですと、
強面で頑固で神経質で…
みたいなことを思って、
(ごめんなさい!)
恐る恐る友人についていったのですが、
お顔を拝見した瞬間、
わたしは骨抜きにされたのでした。
だってどっからどう見ても、
やさしいんです。
取り繕えでは決して醸し出ない、
根深いやさしさを感じて、
わたしは安心してまだ挨拶も交わしてないのに涙がじわっと上がってくるのを感じていました。
何度かギターを持って工房を訪ねましたが、
ギターの練習はいつもそこそこで、
先生と色んな話しをしました。
わたしの失敗
悲しみ
憎しみ
苦しみ
怒り
先生はぜんぶ受けとめ、
許してくれました。
そして、
わたしがどれだけ素晴らしいかを、
会うたびに笑顔で諭してくださいました。
わたしは単純ですので、
少しずつ勇気が湧いてきて、
また歌に向かうようになりました。
先生と出会ってなかったら、
再び歌ってたかな…
大きく背中を押したのは、
高橋せんせいでした。
昨日、
高橋せんせいの個展に行ってきました。
高田本町通り、
「遊心堂」で29日まで開催しています。
お近くの方、
是非お出かけください。
やさしい笑顔にふれてきてください。
遊心堂
025-526-8383
わたしは父の誕生日が近いので、
珈琲カップをひとつ買いました(^-^)
いくのふ