日本人的忍耐や犠牲心 | サラリーマンFPがこんな世の中でも楽しい人生を歩むために考えていること

職場で上司や先輩、同僚、あるいは部下などから

理不尽な要求があったとしても

真面目な人はそれを

「自分さえ我慢すればどうにかなる」と考えて乗り切ろうとします。

 

同様に意識高い系の方であったら

多少は周りに働きかけはすれど

「究極のところ相手は変えられず、自分の捉え方次第」

みたいなスキルを使って

やり過ごそうとします。

 

その間に

その理不尽な人間は

多くの忍耐力のある人によって作られたその硬い我慢で踏み固められた道を歩き

自らの要求を通して

自らのやりたいようにやったり

権力を手にして

ますます手に負えなくなってしまったりすることがあるように思います。

 

職場に限らず

家庭内の夫や妻であったり

親と子であったり(親が権力を握る場合もあれば、子が暴れまわって親が耐える場合もある)

または、DV彼氏、DV彼女という場合もあると思います(ヒステリーを起こすというのもそうですね)

 

彼氏彼女の関係の場合は少し自由度が高いですが

会社内の関係の場合

日本の労働市場は、最近は変わりこそすれ

まだ自由度が高い社会とはいえず

ましてや家族となった場合の自由度は

上記に比べても低いと思います。

 

ただ

片方が一方的に多くの要求を通したり、

または暴力的な行動

(殴る蹴るなど物理的な場合もあれば、言葉の暴力や、不機嫌になることでその場を支配する場合も含む)

の関係性にあるときに

日本人の美徳として「耐える」みたいなことは

あまりにも不健全であり

それは絶対に逃げてもいいように思います。

 

DV彼氏DV彼女はもちろん、

職場で

そして家族であっても

物理的、精神的に耐えられない状態を続けていて

健康で文化的な生き方ができるように思えません。

逃げていいはずです。

 

たとえもともと健全な心の持ち主であったり

メンタルが強かったとしても

精神的にゆがんできても不思議はありません。

 

例えばありがちな例として

仕事を退職するときに

「やめられるんだ。いいなあ」

みたいなリアクションならまだしも(あまりよくありませんが...)

「やめるのか。裏切り者」みたいな雰囲気になるのは

封建社会から刻み込まれたDNAのようにも思います。

 

また

離婚するときに

「両親がいない子供はどうするの?かわいそう」

みたいな目で見られる風潮が 日本ではあり

「家庭内のことは問題ごとは隠して我慢しながら生きる」

という社会もどうかと思います。

 

「親同士が仲良くない子供がかわいそう。

むしろ親が生き生きと明るい雰囲気の環境のほうが子供にとっていいに決まっている」

という考えを持つ社会・文化もあるからです。

 

そんな日本の封建社会からの歴史を持つ「滅私奉公」文化みたいなものが

変わって欲しいと願うばかりですが

 

ただ

仕事や家庭でそのような関係の場合に

なかなか逃げられないという理由の一つに

「お金の問題」というのは現実的にあると思います。

 

仕事をやめたらお金が入ってこなくなりますし

離婚できないという理由の多くも金銭的に生活ができなくなる

というようなことが多いように思います。

 

だからこそ

お金を稼ぐ力、殖やす力は

生きることに直結します

そして

自分の自由

逃げる自由を手に入れるためにも

誰しもがお金を生み出せることができるようにするのがよいように思います。

 

「それができたら苦労しないわ」

という声はもっともですが

 

仕事で得たお金を

そのまま使うのではなく

そのまま貯めるのではなく

投資に回す。

それだけでも少しずつ変わってきます。

 

仕事を辞めるためとか

離婚できるようにするためとかはともかく

「お金を使っても減らないくらいにお金を生み出すことができる」

それが私にとってのお金持ちの基準で

資産を何億にするというのは(今のところ)全然いらないので

毎日、毎日使っても増えている状態

それを目指しています。

 

根塊も最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

何か少しでもプラスになるものを見出していただければ幸いです。

今後とも宜しくお願いいたします。