権力へのトラウマ | サラリーマンFPがこんな世の中でも楽しい人生を歩むために考えていること

以前、いかにもワンマン社長のもとで働いていたことがあって

権力というものが苦手です。

その社長は小さい規模の会社で創業オーナーでした。

自分の思い通りにいかないと

怒鳴り散らして、机を叩いたりものを投げたりするような人でした。

トランプ元大統領と似たところがあって

トランプが大統領になったときには

「世界のトップにああいう人物がなるのは勇気づけられる」とシンパシーを感じていたようでした。

本人は自分の好き勝手にやっているのでとても血色がよく幸せそうで

「自分はみんなを幸せにしたいんだ」と言っていましたが

周りの人は明らかに目が死んでいました。

 

その組織で働く人は

その権力の塊にいかに取り入れられるかどうかにかかっていて

盲従することで

権力を手に入れていました。

喜び組のような人もいました。

そして

権力を手に入れることで

当初はまともに見えた人でも

多くの人から日常的に媚びへつらわれることによって

自らを客観視できなくなっていく様子を

いくつも見てきました。

 

色々書いてもいいですがキリがないのでここらへんに留めておきますが

私はその頃若かったので

こんな会社も変えられると思っていたし

置かれた場所で花を咲かそうとも考えていました。

 

結果身についたのは

会社から距離を置くことと

権力に対して「あんなふうにはなりたくない」という苦手意識でした。

 

会社で出世していく人は

良い結果を出したり良い方法を提案することではなく

「いかに自分を殺してトップの言うことを聞くか」

「そのトップのお気に入りの人に意見することなく従うか」

で決まりましたので

わかりやすいですし

ある意味やりやすい人もいると思います。

ただ

私にはついていけませんでした。

役職を与えられたこともありましたが

精神を壊したこともあります。

 

ここで言う権力とは

会社組織の中に限らず

たとえば親が子供を声色を強くすることで従わせたり

お客様は神様だと言わんばかりに店員に対して

高圧的な態度を取ることなども

相手との関係性において権力を使っていると考えております。

 

私はというと

会社から距離を置くことで

会社の評価とは関係なく収入を得る手段として

投資方法を模索することになりましたので

その点は良かったと思います。

 

今は

ただ歳を取ったということだけで

若い方から丁寧に扱われるということがあります。

組織の階層上、偉くなくても

ただ年長ということだけで権力的なものを

与えられている感じになってしまいました。

 

不意にあれだけなりたくなかった権力?を付与されて

大変戸惑っておりますが

できる限り

権力のあるなしに関わりなく

若い方が自らの能力を思う存分発揮しやすいように

場を提供したいと思います。

 

もし私と同様

権力に苦手意識やトラウマのある方は是非

会社以外での収入を確保することをおすすめします。

権力がなくても

自分の心を捻じ曲げることなく

十分幸せに生きていける自信がつくので

心に余裕が生まれます。

 

今回も最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。

少しでも何かプラスになるヒントを見出していただければ幸いです。

今後とも宜しくお願いいたします。