人気ブロガーの“ブログではかけない裏側”を聞き出していくコーナー
「ブロガーさんいらっしゃい」
今回のブロガーさんは1人あたりの食費「一週間2500円」そんな神技を叶えるレシピを約10年もの間更新している武田真由美さんです!
節約に関する出版書籍はなんと9冊、ブログには16万以上ものフォロワーが。
その活躍ぶりから“節約女王”と呼ばれる武田真由美さんですが、小さいころは「あったらあっただけ使う」タイプだったそう。
そんな彼女が、なぜ節約するようになったのか?節約がつらくなることはないのか?などブログでは知りえない素顔に迫りました。
たっぷりと前・後編でお送りいたします。
これを読めばあなたも節約が楽しく始められるかも!
ーー日々節約レシピをアップされている真由美さんですが、明確な「節約を始めたきっかけ」はあったのですか?
真由美さん:結婚して半年たった頃ですね…。車検があるのに貯金が無い事に気が付き、「これはあかん!」と思ったのがきっかけです。
それまでは、なんとなく安い食材を買って、節約をしている気分になっているだけ。豆腐を使いきれずに何丁も冷蔵庫に入れてしまっていたりしていました。
ーー車検がきっかけだったとは!昔から「節制タイプ」だったわけではないのでしょうか?
真由美さん:もともとの性格は、節約とは無縁といっても言い過ぎではなく「あったらあっただけ使う」タイプでした。小遣い帳をつけてみても3日と続かなかったですね。
お小遣いやお年玉をもらったら、ルンルン気分で数日を過ごし、あとは…チーーーン(笑)。早々に使いきってしまっても、母は「ちゃんと考えて使いなさい」と言うだけで、決して助け船はありませんでした。あのころは「厳しい~」と思っていましたが、今振り返れば、あとあとの暮らしに活かされたなと思います。
ーーそうだったのですね。節約を始める際は何か本などを参考にされたのでしょうか?
真由美さん:私の節約の師匠は「母」です!相談をしたら、予算分けのこと・袋分けのこと・実践しているやりくりをとことん教えてもらいました。ここが私のやりくりの基本です。
ーー他にお母さまはどのような事を教えてくれましたか?
真由美さん:「主婦向けの雑誌にいろいろ勉強になることが書いてあるから、読んでみるといいよ」と言われ、その当時に発売されていた「すてきな奥さん」を読むようになりました。
「すてきな奥さん」には、自分と同世代の人がキラキラしながら主婦業をすごく頑張っている様子が載っていて…。それを読んで、私は全然楽しめてない!節約以前に家計管理の基本がなっていない!とショックを受け「やるぞー!!!」とスイッチが入りました。
そこからはゲーム感覚で「節約」を楽しみはじめました。それまで節約らしいことなんて全くしていなかったので、1つできるだけでも達成感がありましたね。その流れで、料理も「どうやったら予算内で楽しめるか?」と、気に掛けるようになりました。
ーーお料理はもともとお好きだったのですか?
真由美さん:実は母から「育て方を間違えたのかなあ…」なんて言われるほど、一切興味がなかったんです。お手伝いもイヤイヤやる程度。
調理実習では男の子から「武田さん、切り方怖いから、洗い物していて」と言われるほど(笑)。さらに洗い物も遅かったので、「もういい、そこで見てて」なんてこともありました。
ーーそこから本を出されるまでの節約・料理の腕を上げたのは凄いですね。なぜ続けていられるのでしょうか。
真由美さん: 習慣にしてしまった事ですね。最初は頑張っていたことも、それを繰り返していく…すると気が付いた時には習慣になっていました。また「節約=ケチケチ」という意識ではなく「節約=欲しいものが買えるようになる」と思うようになると、楽しくなりました。
ーー習慣化するまで継続するのが難しいと思うのですが、節約を辞めたくなったことはないのでしょうか?
真由美さん: 辞めたいと思ったことは…ないですね。なんといってもはじめたきっかけが「半年後の車検のお金がない」と切羽詰まっていたので、頑張るしかなかった。半年頑張ったら面白くなっていて「節約ができれば本当に欲しいものが買えるんだ!」ということに気が付きました。
※実際に現在使用している家計ノートを見せていただきました!
ーーでも、定期的に息抜きはしていますよ!その時の黒字次第でケーキをいくつか買って、おうちケーキバイキングをしたりと楽しんでいます。
節約に元々の性格は関係なし!習慣化する事で「欲しいものが買えるようになる」
後編では、具体的な節約のコツについてお聞きいたします!お楽しみに!