リモート作業が長く続き、これを期に働き方を変える会社も出てきています。職種による差異もあるでしょうが、今回はコミュニケーション観点で書いてみました。一応こちらに書いたのはなるべく特定の職種に縛られない点を書いたつもりです。
■ 着席を監視をしないこと
出社作業とリモート作業の大きな違いはお互いが見えるか見えないかだと思います。ここで疑心暗鬼を強めて「監視」に主眼を置くのは大きな誤りです。
貴社の部下に割り振っている仕事の目的を思い出してください。席に座ってそこにいることが仕事ですか?であれば、席にいることを確認することは理に適うかもしれませんが、まぁ普通は席に座ることが仕事ではなく、担当されている業務をこなすことが仕事になっているはずです。
出社作業とリモート作業は、やはり環境が違いますので、仕事の進め方も変わってくる人は多いのではないでしょうか。実際出社時以上に休憩時間などにも気を使ったほうがよいですし、在宅であれば、休憩がてらに短時間であれば家の用事を済ませようということはあるでしょう。そういったことは許容されていいと思います。コールセンター的な作業のように離席しにくい業務もあるかとは思いますが、コールへの反応が適切にできているなら、コールがない時はコールに対応できる準備がある状態で短時間離席していても問題はないでしょう。そもそも出社時だってWC行ったり小休憩はあるでしょうからその一環と考えれば問題視にならないとは思います。
任せた業務の遂行をチェックすることが上司や発注者側のすることであって、PCなどの前にいるかどうかをチェックすることは不要なというか誤っておりむしろ上司側が仕事しているフリだと言われても仕方ない位じゃないかと思います。
もちろん業務に差し支える話として、問いかけにあまりにも反応がないとか、業務中にちょっと外出レベルでおさまらないレベルで遊びに行っていたとかがある場合は別で、対象者に限定してその更生の意味も含めて状況監視が必要となる可能性を否定できないのも残念ながら現実ですが、全員に対してそれが必要というのはまずないと思っていいでしょう(ブラックなところは別として)。これは社員・派遣等関係ありません。
監獄がなぜ「監」があるのか。会社においては、監視することよりも、業務遂行しやすい用に支援することのほうが、会社にとって利益になるはずです。
■ 反応しよう
通知に対しては基本的に反応しましょう。Line等既読がつくものもあればSlackのように既読がわからないものもあります。しつこい問いかけで無視したくなるとかもあるかもしれませんが、基本的には何らか反応しましょう。アイコンや顔文字があるなら「確認しました」的なものだけでも、反応するかしないかは大きな違いです。
実は技術者にはありがちだったりするのですが、疑問形ならともかく単純な通知に対しても「返事がないのは元気な知らせ」を地で行く人が多かったりします。まだ出社して作業しているときは直接声がけもできるし様子見もれるので良かったのですが、お互いリモート作業で見えない状況ではそれはありませんので、ひと手間かけて反応することは非常に重要です。もちろん発した側も急ぎのものに反応がなければ再度通知や別の手間をかけますが、優先度の低いものはそのままにお互いなりがちです。でも、お互いほっておいたならいいだろう?ということは実はないです。発した側からするとこいつきちんとやってるのか?反応ないな?という疑問が生じることになり、積み重なると、こいつコミュニケーションとれないな、と結論付けられます。そしてそれが貴方の客観的な評価となります。実績としてきちんと成果だしていてもです。これが微妙なラインで契約継続判断するときに地味に効いてきます。残念ながらそれは不当な評価ではありません。必ずしも長文書いて反応しろということではないのですから、数秒の手間を惜しまないでください。多少程度なら時間差あってもかまいません。
出社作業していたとき以上に、強く意識して、通知に対しては反応しましょう!
■ 反応しやすい環境を作っておこう
反応してもらうために、反応しやすい環境を作ることも重要です。
Slack等では、「了解しました・わかりました・ありがとうございます」などのアイコンを作ったり(権限あれば簡単に追加可能)、短文での定型的な反応を周知しておく等があると良いです。
きちんとした文章を要求しないことは、反応しやすい環境作りのポイントになるんじゃないかと思います。
■ 実際に声をかけよう
出社からリモート作業になって、特に一人暮らしや日中一人になる人は実感していると思いますが、雑談や雑音って結構重要な要素だったんだなと気づきます。お子さんがいるとか日中も自分以外の人がいて動きが感じられる状況は良いのですが、一人で引きこもっているのが続くと、意外と精神的な負荷になっていることも多いようです。文章だけですむところを、たまには打合せとして簡単な音声チャットや電話で会話することにして、少し長めに雑談もしてみることをオススメします。もちろん相手に話してもらう事が重要で貴方が一方的に話すのではないです。特にひとり暮らしの部下がいる上司は気を使ってみたほうがいいです。IT業界は鬱も多い業界なので精神ケアは結構重要ですよ。
■ カメラ映像は必要か?
可能ならあったほうがいいと思いますが、常に必要かというとそうではないと思います。初対面だったり環境が整っている人なんかはカメラ映像ありでいいでしょう。でも、PCやネットワーク回線状況によって映像あると会話が遅延することがあればないほうがいいですし、家庭で作業していると映像出しにくい部屋や状況もあるでしょう(背景をツールで変更は意外とPCに負荷かかってます)。
ただまぁカメラあってもカメラの位置ってありますよね。NotePCのカメラ位置ってNotePC使っているときには絶妙な位置だったんだなと実感します。私は可能な場合は外部ディスプレイを接続してそちらで作業しますので、NotePC側は閉じているか正面にはない場合が通常だったりしますのでカメラ位置が悪いのです。外付けカメラも付けては見ていますが、たまに使うと目線がずれてるなぁと思ったりはします。でもそれでもあったほうがいい場面はあるので、適宜使い分けるほうがいいでしょう。その際、背景にご家族や不要なものが写っていてもお互い許容しましょうね。
また普段はTELだと思って音声のみでの会話もありだと思います。まぁ資料共有すれば実際カメラ映像なんてみませんし。
研修や授業の受講ではないので、前述したように、監視目的の映像必須は害悪でしかないので注意しましょう。
■ 最後に
チャットツールだけではなくタスク管理やメール、ファイル共有等も併用して、業務の効率化を!という話題も書けそうな気はしますが、今回はコミュニケーション観点中心のみとしたつもりです。
私自身、私の周囲も含め注意できたらなと思って書きました。