PPAP問題というのがある。要はパスワード付ZIPをメール添付することが、実は何のセキュリティ対策にもなっていないということを示している。詳細知りたい方はネットで検索するとすぐに出てくると思うし、例えば このサイト の説明部分は簡潔で分かりやすいかとは思う。

 

よくある一般的な対応方法としては、ファイル添付をせずにクラウドストレージでの共有やダウンロードサービスを利用してファイルを授受することかなとは思う。実際私がやり取りするファイルについても、このような形に切り替えているベンダー担当者も出てきている。

 

が、先日きたものは、1通目にURLのお知らせ、その後2通目にパスワードが送信されてきていた。・・・前述のサイトを見てもらえればわかるが、これはメール添付ではないだけで、PPAP問題の主要部分がそのままである。

 

この問題の一番のポイントは、「ファイルやダウンロードURLに関する通知」と「パスワードの通知」に関する手段を変えることにある。例えば、URLはメールで、パスワードはチャットツールで等。この意味ではメール添付のままでも満たすことはできたのだが、メール添付側についてはウィルスチェックに関する問題がそのままなので、やはり手段は変更すべきなのだろうとは思う。

法人等で、Webサイトを作成する際に、自社でサーバを借りて(立てて)コンテンツを作成・メンテナンスしていくケースは多々あるかと思います。専門の部署があるケースもあれば外注するケースもあるし、よくわからないまま担当している人も多いかとは思います。このよくわからないまま担当している人向け?ではないですが、Web関連支援することが多い経験から、1つでも指針になればと思っての内容になります。

 

■ 静的コンテンツ、動的コンテンツ とは?

PHPやPython、Ruby、業務ならJavaやC#等、サーバで動作するプログラムでWebサイトを生成して表示しているWebページを、「動的コンテンツ」と呼びます。

対象的に、動きのない(またはJavascriptで画面内の簡単な変更)Webページ、概ね拡張子が .html となっているファイルで構成されるサイト部分を「静的コンテンツ」と呼びます。

参考:https://wa3.i-3-i.info/diff560web.html

 

■ どういったサイトが静的コンテンツに向いているのか?

参考サイトをみていただいて想像がつくと思いますが、更新頻度の少ないサイトです。

年に数回程度しかページの作成や更新がないサイトであれば、静的コンテンツでも良いでしょう。

逆に毎月何か更新がある、日々更新があるといったサイトには、向いていません。

 

■ 動的コンテンツはどう作るのか?

CMS(Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム)を利用します。プログラムで作り込む(凝った機能や限定した機能の場合は作り込んだほうが良いです)ことで実装されるケースが主流でしたが、今はCMSツールを利用することが多いかと思います。代表的なものとしては、Wordpress(WP)やMoovableType(MT)等が該当します。これらは元々ブログ系サイトを作ることに長けており、ブログを元にしたサイト構成をすると利用し易いかと思います。プラグインの利用等もできるので、プログラマ無しでも動的サイトが作れるので、広告会社等からWebサイトを作る提案があると、概ねこのパターンになるケースが多いです。WPはPHPで作られていて拡張・改修も可能ですが、利用者が多くセキュリティ上頻繁に更新されるので、更新に対応できる保守運用体制が必須です(残念ながら作った以降はサポートしていないところが多いのが現実です)。MTは動的コンテンツとしても利用できますが、静的コンテンツとしてエクスポートしてサーバに配置することも可能です。作り込みなので動きのある部分はJavascript等を組み込むことになりますが、正直動きのある部分が多いサイトであればMTでの静的コンテンツ出力による実装はオススメしません。またページ数が多いサイトにも正直オススメしません。またMTは作り込むよりはクラウドサービスを利用するほうが良いでしょう。MTは歴史のあるツールでもあり、利用場面に注意すれば非常に有効なツールです(逆も然り)。開発・保守の要員がいて、サイトの更新内容が限定されている場合は、CMSツールではなくプログラムで作り込むことは有効です。特に社内の他のシステムとの連携等がある場合は、こちらの方法を採用するほうが一般的でしょう。

 

■ あなたのサイトは大丈夫?以下に当てはまる場合は動的コンテンツ(CMS)への変更を検討ください。

  • サイトの更新頻度が多い(記事原稿作成ではなくHTML作業に工数を割いている)
  • サイト(一部)の更新をHTML等に詳しくない部署の要員にも任せたい
  • 検索機能や絞込、計算シミュレーション、ゲーム等、ユーザ操作によって変わる動きのあるページを作りたい

■ 過去のSEO

既に大量の静的コンテンツで公開されているサイトを動的コンテンツに変更する場合に懸念されるのが、現在のURLに対するSEOの実績です。一般的に動的コンテンツへ変更するとページのURLは変わります。SEOは累積効果もあるので気になるところかと思います。

○ 方法1:htmlでプログラムを使えるようにする

汎用的なCMSツールでは実現できませんが、独自に作られているシステムであればサーバ設定で静的コンテンツと同じURL/拡張子でもプログラムが動くようにすることは可能です。

○ 方法2:301リダイレクトを設定する

301リダイレクトで新ページへリダイレクトするようにすると、Google等の検索エンジンはSEO累積情報を保持したまま新ページでと情報を変更してくれます。

○ 方法3:諦める

新ページでSEO積み上げ直すことも1つの方法です。

 

■ システムの専門家に相談しましょう

サイト作成・改修の検討ポイントの1つとして掲載させていただきました。

Webサイト作成だと広告代理店から話が行く事が多いでしょうか?1社だけではなく、実際にWebシステムを作り込んでいる専門家にも意見を聞いてみましょう。企業のWebサイトは1つのシステムです。何のためにWebサイトを作るのか目的を明確にしておくのは企業側の範囲ですが、どういった実装をすることが最適かはWebのシステム専門家の方が良いです。デザイン的な構成やマーケティングは広告代理店などの方が強いケースも多いのでどちらかではなく、いろいろな人に意見を聞くのが良いと思います。

自社や請負先での作業をする中で、仕事の仕方や時間について気になる点があった。昭和の人間たる私自身は理不尽な点以外は基本、郷に従う方向性が強くもあるのだが、今の時代、若い人の考え方も変わってきているので、法的な制度の整備以上に、働く人側の意識改革が必要なんだろうなと思いました。その中で残業時間について、私なりの考え方を一案事例として、簡単に描いてみようかなと思います。

本件は、デスクワーク系の業務が主に関連するかと思います。工場や倉庫での勤務等だと仕事の仕方としてちょっと違うかと思いますので予めご承知おきください。またブラックな会社はそもそも論として別の問題かと思っています。

 

 

  リモートワークとサボり

 

メルマガ情報でたまたま見つけた記事がこちらです。リモートワーク時にサボったことがあるかどうかと、上司が黙認するかどうかです。ちなみに私は黙認派です。通勤以外に家事等他の作業に多少でも時間を割けるのはリモートワークの利点だと私は思っています。そもそも出社時だって、工場の流れ作業等でない限り、休憩時間や近隣と仕事以外の話をすることはあるだろうし、業種にもよるけど、それらの時間は作業効率として決して無駄な時間ではないからです。もちろんサボりの度合いもありますし、サボる側もせめて応対だけは早めにするなど程度はして欲しいですが。現在の労働基準法の範囲では難しい部分もあるのですが、リモートワークが可能な業種については、「時間」で仕事をしたかを判断するのではなく「内容」で判断するようにしていく必要があるんじゃないかなと考えています。

 

  作業の棚卸し

 

実はやっていない人が多いのが、自分の作業の棚卸し。結構大半の人が、今やっている作業や次にやる予定の作業等はわかっているのだけど、今作業全体で何があって・割り振られているのかという視点の回答を求めると時間がかかるという人がいる。そういった人は大抵、箇条書き程度でいいから日報提出してねと依頼しても嫌がるし、日報書くのに結構時間を割いていたりする。

どんなツールを利用しても、メモ書きでも手法は問わないので、今割り振られている作業の一覧と、各々の状態(仕掛中・保留・未着手等)、仕掛中ならいつ終わりそうか、未着手ならいつ頃しかかれそうかについて、1日1回、できれば終業時と始業時の2回、実施してみることを推奨します。それができれば日報はそのままですし、やることややっていることがより明確になって仕事しやすくなるはずです。

 

  毎日残業?は今では悪

 

昭和の時代では残業することが当たり前の会社も多く、残業=仕事がんばっているという雰囲気も強くありました。また業務効率化以前の手作業も多く、仕事量自体も多くありました。もちろん作業の内容は違えども今でも仕事量自体は変わらないのかもしれません。が、時代は変わっています。「残業が多い=仕事がんばっている」→「残業が多い=仕事の管理ができていない」となり、有能方向の評価は、無能方向の評価に秤も傾いています。ただ作業するのではなく、決められた時間内にどう仕事を納めるのか考えながら作業することが今は要求されています。

 

  最初に今日どこまでやれるかを決めよう!

 

始業時点で、今日の終業時間(もちろん定時です)までにどこまでできそうか、を予定していますか?

希望や理想論ではなく、現実的なラインとして、今の当日の自分の状況からどこまでできそうかとして想定します。更に言えば、終業時間の30~60分前位までとして想定すると尚良いです。何事も想定外が発生することはあるので、少し短めで想定すると良いです。

順当に終われば、予定していた範囲で無事終了していることによる安心感があるかと思います。また、早めに終われば翌日分を少し着手するなど気持ちにゆとりができるかと思います。順当に終わらない場合は、何が原因で見積が甘かったのかイレギュラーがあったのか分析することで、次回より精度が高い予定をたてることができます。

なんとなくですが、残業時間が多い人って、当日として、終了時間を見て作業計画していない気がするんですよね。作業のキリが悪いから続けるといっても程度の問題があります。1~2時間も超過したり超過が毎日続くのは作業のキリが問題ではなく、作業の予定のたて方や仕方が問題なのです。作業予定自体がスケジュール的に無理だからとして、調整が必要なケースはもちろんあると思います。作業の調整ができないのは上司や担当窓口の責任です。もちろん完璧な人間なんてそうそういないので調整ミスすることはあると思いますが、意図なく頻発・継続される場合は解消すべき課題なので、素直に具申・相談することをオススメします。ブラック企業・上司でもない限りは相談乗ってくれるとは思いますよ。