緊急事態宣言下でハンコの為に出社するとインタビューで答えていた方が一部嘲笑されていたように思いますが我社も似たようなものです。
取引先もとりあえずはメールでいいけれど原本はハンコを押したものを郵送してほしいというところばかりですし、監査に備えてハンコを押した帳票をファイリングしておくとか基本紙とハンコです。
やむを得ずの出社です。
コロナがすごく怖いので時差出勤です。
予想以上に会社まで時間がかかり、あやうく遅刻しそうでした。もう少し早く歩きたいけれど振動が響きます。
少し仕事をして半休で帰るとか、休憩はさみながらぼちぼち、と考えていましたが、結局まあまあのペースでフルタイムでの仕事となってしまいました。引き継ぎが甘かった部分のアクシデント対応があったり、書類が行方不明になっていたり。ある程度予想通りでしたが、ドアを開けるのがつらいと言うと日頃は誰もしない宅配便対応など気を使ってもらえて嬉しかったです。他の事業所に異動になった人達も心配してくれていたそうです。上司にも抗がん剤治療はしないので、いつまでもこの状態ではないし、これから良くなっていく方向なので安心してくださいと伝えました。ただまだ腫瘍があることは伝えておきました。詳しくは聞いてないですがこの上司も縦隔腫瘍で胸腔手術を経験しています。
しかし退院後一番痛みを感じた日でした。デュアルモニタの横の方を向きながら入力する、隣のスペースにあるクリアファイルを取る、ホッチキスする、プリンタの用紙を交換する、ロッカーの上段のハミガキセットを取る、これ大丈夫?と聞かれて大丈夫ですと大きく頷く、入院前に軽量化していたとはいえファイルを持つ等まさかこれで?の数々。念の為パンチで穴を開けてファイリングということはやめにしておきました。
なんとか仕事をこなして退社。お昼ごはんはinゼリーですませました。ヘトヘトなので夜ご飯を作るのは無理と思い、家の最寄りのイカリスーパーで二人分のお弁当と野菜少しと納豆を購入。持てるか心配でしたがなんとか家まで持てました。病気のことを少し忘れることができた1日でした。