入院生活振り返り


最後まで大部屋か個室か悩みました。子供の頃からこれまでずっと静かな家で生きてきました。音に対しては神経質です。

昔から万が一入院することになったら絶対に個室と考えていました。


しかし夫や兄が入院した時にお見舞いに行った際周りが本当に静かだったことと、大部屋がどんなものか経験したほうがいいかなと思い今回は大部屋を選びました。


私の入院した病院は大部屋でも全員窓際で、対面2人×2セットで1部屋で、1人分のスペースも悠々というような恵まれたレイアウトです。母が入院していた病院はカーテン越しにすぐ隣にベッドという感じでしたのでそれだとストレスを感じたかもしれません。


他人の生活音が聞こえるのはストレスでもありますがこれからの治療への不安から目を背けてくれもしました。聴力は元気なのでこちらのマダムは看護師さんに対して失礼だな、あちらのマダムは明るくてシャキシャキしてるな、などと考えながら時間をつぶすことができました。前面のマダムの住んでいるところや家族構成や趣味も把握してしまいました。


もちろん病室内での長電話、特に消灯後の電話(息子さんからだったようです。消灯時間を知らないからでしょうがかけてくる方も非常識ですよね)イヤホン無しのラジオ等などイライラすることもありましたが、逆にそれだけ無頓着ならお互い様なはず、と開き直って夜中のおトイレも気にせず行けました。それ以前にフットポンプの音でご迷惑をかけていたとは思うのですがこれは仕方ないです。


ただ今回はまだ常識があるマダム達だったので結果オーライだっただけかもしれません。