俺の右下腹部には手術痕がある。小学四年生の夏休み、寝る前に氷水を飲んだら少し胃の辺りが痛かったのを覚えている。
翌日は食欲がなく軽い吐き気を伴い、さすがの柔道大好きっこも休んだ。
またその翌日痛みは右下腹部に移動し歩くのも辛かった。微熱はあったが吐き気は落ち着き、買ってもらったばかりのファミスタをやっていた記憶がある。まだ大丈夫だと言い続けたが、深夜に猛烈な吐き気と下痢に襲われる。5、6時間耐えたが十歳の俺には我慢の限界だった。
病院へ行き、熱とレントゲン、諸症状で虫垂炎と診断される。即入院して最初にされたのはお尻の穴に指を入れられ虫垂を触診。生まれて初めての凌辱、ここが痛いんだろう?と半ば笑いともとれる言葉。二度目の凌辱は若い看護婦さんにお尻に浣腸され、我慢の限界まで我慢するのよと言われ、うぶで素直な私は10数秒我慢した。我慢した!我慢したのだ!腹が割れるほど痛くてお腹の中は今にも飛び出してくるグルグルピーなどの音を発していた。そして、もうだめだよぉ…との声でブビッ、フブ、ブブブブウ゛ーと看護婦の前で二度目の凌辱。二十年たった今でもあの思い出は忘れられない。
入院した夜に手術を受け、無事治ったが高校卒業する頃まで傷口奥がひきつれる感覚で何回か内科に受診した。多分術後早くに柔道してしまったからだろう。

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