悪女は不思議な力を持っている。話していると自然に心が浄化されるような気持ちにさせてくれる。

昨夜、俺は間違いをおかしたかもしれない。悪女と話す機会があったのにもかかわらず自分からそのチャンスを棒に振ったのだ。

悪女の焼いたシフォンケーキは今週患者さんから頂いたケーキよりも美味しかった。

悪女のニヤッと笑ったその顔は不安と何かの期待を抱かさせてくれた。

悪女の素直な気持ちを聞き出せた時が俺の幸せだった。とてもストレートな気持ちで笑ってしまった。


それなのに…





悪女に会いたい。話したい。最近は一日が長く感じる。間違いをおかしたと悟った。