悪女が微笑む。俺は構える。何か悪戯を企んでいるんじゃないかと。

悪女がおしゃべりをする。俺は悪女の楽しいおしゃべりに重い口を開く。

悪女が黙る。俺は悪女が何を考えているのか予想してみる。検討違いに終わる。

悪女が泣いた。俺は何もしてあげられない。自分の無力さを感じ罪悪感を覚える。

悪女が寝る。唯一静かな時間。時が止まり悪女の唇が光っているように見える。

悪女は天真爛漫、自由奔放という言葉がよく似合う。俺が持っていないものを全て持っているかのようで。

本当に悪い女だな。