こんにちは。

自宅のソファーでのんびりスマホ、ネットサーフィンという場面が多いのですが、毎日のこととなると、充電ドックとかカバンの中からスマホを取ってくるのも面倒だったりします。

なら、いっそのこと自宅ソファー用の固定スマホを作ってみようかと思ったので今日はそれについて書きます。

 

  環境

自宅のネット環境は光回線

 ごく普通かちょっと遅め?の速度が出る光回線です。

スマホはAndroid

 SHARPのAQUOS R(SH-03J)2017年製。

 SIMカードは刺さず、上記の光回線を利用。

 

  目標

スマホを自宅の光回線に(WiFi経由ではなくて)有線のUSBケーブルでつないで利用する。

OTG接続という方式らしいです。

 

充電させつつ、通信もUSB(Type-C)から引き込む。

下記のように、スマホの右上部分に有線接続を示す<…>と、給電中を示す雷マークが同時に出ることが目標となります。

 

 

 

  前提条件

まず、大前提の条件がありますのでご注意ください。

「スマホがOTG接続に対応していること」

対応していないと、頑張ってつないでも<…>マークが出ないとのこと。逆に一瞬でもこのマークが出るようなら対応機種である可能性が極めて高いのかなと思います。

 

自分はよく調べないまま機材調達に走りましたが、結果オーライ。

AQUOS RはOTG接続対応でした(^_^;)

 

 

  <・・・>が出ない場合

実はもう一つ条件がありまして、ルーターの設定がDHCPになっている必要があるようです。

対応機種のはずなのに、有線接続のマークが出ない場合、この点をご確認ください。

 

ルーターをDHCPに変更すると、今度はルーターに繋がっていた他のAndroidスマホがWifiにつなげられなくなる事象が発生することがありますので(iPhoneは何もしなくてもつながる)、その場合は各スマホ側のIP設定をDHCP向けに調整する必要があるかと思います。

 

  必要機材

ルーター側から順に機材を紹介します。

 

①LANケーブル

部屋にあるルーターからソファ近くまで引っ張ってくるので、長さは各々の状況に依存します。

自分はリビングにルーターとソファーがあるので、Cat6準拠の10mフラットケーブルで足りました。Amazonで750円程度。

 

②LANアダプタ

自分はメルカリで中古を1000円で購入

出力側がType-C形状になったものだと、そこにスマホを直接つなげばOTG接続できるはずです。ただ、同時に給電もさせるとなると、下記画像のようなType-A端子のほうが都合がいいかと思います。

 

 

 

③USBハブ(USB給電併用タイプ)

こちらも自分はメルカリを利用し1500円で購入。

定価はけっこうするかと思います(6000円前後)。

Type-Cメスの部分にUSBアダプタより電源を入れ、Type-Aの青いソケット(USB3.0ポート)に先ほどのLANアダプタを刺します。データと電源をこのハブで合流させてType-Cに流します。

ちなみに、空いてるUSBポートにUSB延長ケーブルを刺してソファのところに出しておけば、そこにUSBメモリ等を刺してスマホのデータを出し入れできるようになるので超便利です。

 

 

④Type-Cメス Type-Cメス 中継アダプタ

上記の③USBハブのType-Cを直接スマホに刺せば動きはします。

しかしできたらUSBハブ周りは動かしたくない(毎日スマホを手に取るので、USBハブを動かして接触不良とか断線をさせたくない)ということで、Type-Cケーブルを延長するために購入。

 

自分はAmazonで買いましたが、データ伝送タイプのものかを確認してから買うべきです。

注意深く探せば100均でもありそうな品ですが...

 

 

⑤Type-Cオス Type-Cオス ケーブル

④からスマホまでをつなぐケーブル。

データ伝送用のケーブルでないと、意味がないです。

100均で200円で売っている2mのものがデータ伝送用で使えました。

 

⑥Type-Cメス Type-Cオス U型アダプタ

スマホ接続部分のケーブル取り回し用。

これがないと、たぶん使っていくうちにスマホのケーブル差込口がガタガタしてきて接触不良になるかもです。

後述しますが、このパーツは快適に利用するために重要な役割を果たすと思います。

 

こちらもデータ伝送用のものかは要確認です。

自分はAmazonでU型のUSBケーブル(⑤と⑥が一体化したケーブル)を買ったのですが、データ伝送用ではなく無駄な買い物をしました。注意して購入してください。

 

⑤のケーブルでU型になっているデータ伝送タイプのものが100均にあるらしいので、それが使えればとても安く抑えることができそうです。

 


以上でOTG接続が快適に利用できます。

 

  給電併用でなければならない

最初は給電までは同時にできなくてもいい、使い終われば充電器に刺せばいいと考えていました。

しかしそうすると問題があって、使い終わってスマホの画面が消灯すると、<…>の接続が切れてしまうのです。接続を保持してくれない。

 

最初は、OTG接続なんてこんなものだと思っていました。だから普及しないんだなと。

いちいちUSBケーブルを抜き刺しして<…>マークを出してから使わなければならないとなると、毎日こんなことやってたら、とてもじゃないが使えないなって思ってました。

 

で、給電併用にしたらそういった接続の問題が解消できて接続状態をキープできたので、すごく使う気になりました(笑)。

給電併用をおすすめします。

 

  使用感

最後に、OTG接続にしてから3か月使っていますが、問題なく高速利用できています。

 

意外に効果が大きいのがU型アダプタ。

これをやらないと手前にケーブルが出ていて超邪魔になるので「有線ってやっぱ無理やな...」となりかねません。

実際の写真を見てもらうと手前に線が出ていないのがどれほどストレス無いか、伝わるかもしれません。

肘置きに置いて、ソファー専用で使ってます。

ヘッドフォン部に刺さっている黒い線はTVアンテナです。

 

別記事で書いたSpaceDeskですが、別室にあるPCの操作端末としてもこのスマホを使っていて、とても重宝しています。

有線LANのスピードがここでも活きています。