マンチェスターダービー | guchiのブログ

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思い付いた事を書いていきます♪(´ε` )

お互いコンパクトな布陣で40m位の距離で攻守の凌ぎ合い。
レベルが高いのは切り替える速さ。守から攻、攻から守。

ユナイテッドが最終ラインから攻撃を組み立てる際、ボールホルダーがパスの出しどころに困るシティのプレスの掛け方。
味方選手に相手選手がマークに付いていれば出しにくいですよね。なので攻撃側は何とかギャップを作る様にしたい訳です。
基本的に両サイドバックは高い位置を取り攻撃に絡む動きをするので、中盤下がり目のポジションの一人が下がって組み立てに参加します。
少しでも遅くなるとパスコースが無くなっていくので速さが求められますね。
縦に入れる事は難しく、安全な横パスを選択するのが多かったです。それと、パススピード等が遅いとカットされる可能性があるので気を付ける必要がありました。

この試合は、お互いの両サイドハーフがポイントになったと思います。
シティはスターリング、デブルイネ。
ユナイテッドはマルシアル、マタ。
左は仕掛けていく、右は起点を作るタイプですね。
違いとしては、マタは中央から下がり目の位置でパスを捌く所。
そして、スターリングはゴール前で効果を発揮する。マルシアルの場合は下がった位置からでも細かいタッチのドリブルで打開出来る所です。

特に前半は、お互いのディフェンスラインが高く自由にさせて貰えにくかったですね。
コンパクトになっていればマークが付いてる場面が多いからです。
少しでも間延びすると彼らを含めた“前線”の選手にボールが渡り好機が生まれます。
シティのトップ下にポジションを取るヤヤ・トゥーレ。
ユナイテッドのワントップにポジションを取るウェイン・ルーニー。
この2人は、どのエリアでも効果的に働きます。
味方選手を活かすパスや自分も活きる様に動く事が出来ます。
そして、ドリブルでの仕掛けから決定機を生み出します。
後半は体力的に厳しさが出てき易いですね。シティが有利に事が運べていた前線からのプレスを掛け切れなくなった所に分岐点があったと思います。
そこからスペースを与えてしまうので、自然とディフェンスラインが下がってしまいます。
ユナイテッドが押し込める展開になったのは、この辺りですね。

結果としてはスコアレスドローとなった試合ですが、シティの監督ペレグリーニの采配がもたらした様に思います。
ユナイテッドがホームでの試合という事で、監督であるファン・ハールは中盤下がり目ポジションで起点となっていたシュバインシュタイガーに替え、空中戦にも強いフェライニを入れました。
そこで、すかさずDFの選手を疲れの見えたヤヤ・トゥーレと替えた所です。
元々いた中盤下がり目の選手を少し前にポジションを取らせ、空いた所に入れ守備を強固にした訳です。

順位としても首位を保てたので、シティは最低限の結果を手に入れられた様に思います。