高校を卒業して

百貨店で

働くことになり

初めて集まった

同期の中に

身長170Cm以上の子がいた


彼女と初めて

話したのは

記憶が正しければ

休憩時間の

トイレ


大きいなぁ

どんな子なのかなぁびっくり

興味があった


言葉を交わすと

可愛い女の子らしい

ピュアな優しい子


今でも当時の

印象と

全く変わらない


裏表がないって

こんな感じなのかなぁ


私が男だったら

結婚を

意識していたかも

しれない


私は入社7ヶ月で

退職してしまったが

彼女とのやりとりは

関東と九州

遠く離れた

今でも続いている


そんな彼女が

働くこと7年だったかな!?

百貨店が閉店した


彼女は千葉から

東京に出たらしく

環境が変わり

何かが

起きてしまったのだろう


掛かってきた

電話


別人になっていた


とても変な

妄想の様な話を

話始め

聞いたことのない

高笑い


焦った…


何が起きているのか

わからない…


その後

彼女のお姉さんから

電話が掛かってきた

「妹の様子が

おかしくないですか?」的な

内容だったと思う


しばらくすると

入院して

手術をしていたと

聞いた


涙が止まらない


あの優しい

あの子が

なんでこんな目に…


そして

誰にも会いたくないけど

私にだけは

会いたいと言われ

会いに行きました


変わり果てた姿


ろれつが…

目の行方が…

でも

1人で会いに来てくれるまでに

なったんだね


頑張ったね


そこから

月に一度

彼女を連れて

食事し

大好きなショッピングを

楽しんでもらった


告げられた

病名は

統合失調症


何でも

入院先のトイレで

倒れて

そこからの記憶が

ないらしい


気がついたら

頭開いて

手術していたとか


彼女の凄いところは

ブランドなんかの

記憶は

以前と変わらない程

残っていた


それに

楽しむことに

前向き

その性格に

私も救われた


それをきっかけに


宝石店で働くようになって

統合失調症の方に

3人くらい出合ったかな


皆さん

誰かに支えられている


あぁ

この人たちが本物


本物の愛だなぁと

感じました