写真に写っているこれらは、千葉県の千葉県印旛郡印旛村鎌刈2043にある
「医科器械資料館」の収蔵品です。
※ 北総・公団線印旛日本医大駅前 (京成線高砂駅から35分)
ここの雰囲気は凄かったです(;_:)
私も妻も、霊というか、微妙な雰囲気が強く、重く、入れなかった部屋がありました。
無麻酔OPや、屋外OP、昔だったら拷問器具として使えそうな内視鏡の数々。
食道鏡、胃鏡、膀胱鏡、膣鏡、直腸鏡、今のものとは、全く違います。
兎に角、大きい、太い、硬い、冷たい、堅牢な金属性…
共通して言える事は、ギラギラと光るステンレスの金属パイプである事。
大勢で抑制され、恐怖に震えながら無理やり入れられたら痛いし、苦しいでしょう…
想像を絶する悲惨さを感じます。
食道鏡、胃鏡は患者を横に寝かせ、顎を上げ、口から胃までを直線的にします。
その姿勢のまま、絶対に動かさない様に。看護婦ら数名で押さえつけます。
苦しくて暴れますが、太い金属管で串刺しになっていますから動けません。
サーカスの剣飲みじゃないんだから…(;_:)
膀胱鏡も直径1cm程、長さ30cm程の金属パイプ。
これを尿道に挿入します。
痛いなんてもんじゃないですよ…
解剖学的に女性ならば、ある程度直線的に入りますが男性の場合は無理です。
曲がっている尿道にまっすぐな金属パイプとは… 恐ろしい限りです。
今のスコープは細く柔らかになりました。
それでも苦しさはあります。
でも、この戦前のスコープ類を見たら、なんと素晴らしく進化した事かと思います。
それ以外にもビックリの連続です。
もっと見たい方は↓のHPを参考にどうぞ。
http://www.kenn.co.jp/innba.htm