孫におもちゃ買ってあるから来なさい、とお呼びだしがあったので、手土産を持って義実家に行った。


姑「ほら、たくさん買ったわよ」


そこには、ハッピープライスパラダイス。


だだだ、DAISOだと?


姑「このキッチンセット500円よ」

知ってる。


私「うちにもあります」


姑「あはは。まぁいいじゃない。こんなのたくさんあっても」

手土産の醤油代返して。


最初こそ、デパートのおもちゃ売り場で買ってたのに、とうとう100均に手を出したか。

姑はケチである。




ある時は、従兄弟の子どもにプレゼントをあげるからと、ついでに買ってくれた髪ゴムはサンリオのもの。

一対の髪ゴムが透明の小さな袋に入っていて、そこを半分占めるかのように、デパートの名前入りのシールがドドンと貼ってある。


そして、おそらくシールを依頼したのは姑だろう。

どう見ても、デパート圧が強すぎる。

だだのサンリオじゃないのよ。

デパートの中にあるサンリオなのよ、と。


髪ゴム一対のプレゼント。が二種類。

キティちゃんとキキララだ。


先に選ぶ権利をもらった。怖い。

この姑の「どっちがいい?」の選択に、誤った回答をすると、途端に機嫌が悪くなる。



姑「そっちは、私が好きなのに」ごにゃごにゃ。

が、不正解パターンだ。




私「じゃあ、キティちゃんにします」


姑「あら、そ~お~」


私「キキララでも大丈夫です」

どっちだ?


姑「キティちゃんにしなさい」


私「はい、ありがとうございます」

セーフか?キキララの髪ゴムを姑が付けるわけじゃないから、セーフっぽい。




義理姉は先に選ぶ権利は、私に与えない。

義理姉自身が、先に単価の高いものから選んで、いらないものを私にくれるから。

義実家のお歳暮のカルピスを分ける時、義理姉は真っ先に、あまおう味を取っていった。

私にはマンゴー味をよこす。

だよね…。



どっちがいい?を聞かれても、聞かれなくても、

どっちでもいいわ。