家を買って数ヶ月過ぎた頃、姑から義理姉からの新築祝いを取りに来いと連絡があった。
姑「何かしらね。開けてみなさい」
地元のデパートの紙袋の中身を開けてみる。
中身を見て無言になった。
バスタオル一枚とフェイスタオル一枚。
何かこっちからお祝い金でもあげたかしら?と思うくらいの、どうみても内祝いのレベルである。
姑が「こういう高級なタオルって、なかなか使わないわよね?私達は銀行の粗品のタオルで良いのにね?」
娘は良い品物を贈ったと、こういう言い方で褒める。
私は苦笑いして、タオルを紙袋に突っ込んだ。
義理姉夫婦は世帯年収も高く、高級志向だ。外車に乗り、高級な物を食べ、旅行もしょっちゅう行く。
それが、ネットで検索すると3,000円程度のタオルセットを新築祝いとして選ぶのだ。
私の姉は新築祝いに、御祝儀袋に入った現金とお菓子を持って来てくれた。
それが普通だと思っていた。
50歳にもなるのに。ネットで相場調べろよ。
職場の同僚じゃねーんだぞ。
この微妙なチョイスの贈り物は、結婚前から続いていたのだ。