今回わたしが演じた



婦人役。






とある人物の母、なんです。




しかも、紹介文には
「息子の家出が近所で噂されている」
とな。




田舎は噂広がるの一瞬ですからね。




まぁ肩身の狭い思いをしたんじゃないかと思います。







婦人役、難しかった。



でも、台本を読んだ時からどこか親近感を感じたんです。



県民性もあるでしょう。
「あぁ、そういうこと言う。」
という共感。




そして、同じではないけれど
似たような事があったり言われたりしていたからではないでしょうか。



子として。




私は今まで散々親を困らせてきました。



家出こそしたことはないものの、
家から一刻も早く出たくて、
県外の大学選びました。




親は私に
就職して働いて
結婚もして
安定した生活を送って欲しい
そう願った。




今も思っている。




一度はそうあろうと思った。




でもできなかった。




親の"価値観"が全てだと思いたくなかった。




反発すればするほど親との溝は深まって




夢みたいなことばっか言うなと反対を受けた。



そう言われると、
余計に反発したくなる。




私は意地になって飛び出して




必死で私を連れ戻そうとしてくる親を目の当たりにした。



戦々恐々としていて、
私たちはお互い意思を受け取ろうとしなかった。



言っても折り合うことなんてなかった。



しばらく連絡もとりたくなかった。




結果残していない間は
連絡できないと思っていた。



でも、親はどこまでも親だった。



「元気しとるがけ?」



「ちゃんと食べとるがか?」



「帰ってこんか?」



時折来る連絡に、
私は無表情な声で答える。




内心どうしてそんな声がかけられる?
と思った。



散々迷惑かけてるのに
思い通りには生きていないのに。



無表情な声になるのは、
涙を堪えているから。







ある時子を持つママさん達に言われました。




「親はね、元気に過ごしてくれたらそれでいい。元気な姿を見せてくれたら嬉しい」




あぁ。




そうなんだ、と思った。




劇中での私たち親子も何かしらの確執というか価値観の違いがあって上手くいかなかったんだなと思った。




でも、親だからどんな状況であれ元気でいてくれ、元気な姿が見たい、帰ってきて欲しい、と願うものなんだ、と。




だから、「息子に会いたい
「元気な姿を見たい」ただその事だけを考えて舞台に立ちました。




両親の身になって。




なりきることなんてできないけど、
あんな時やこんな時の親の複雑な気持ちをこれでもかと考えて。




婦人という存在が、お客様にどう見えたかは正直わかりません。




でも、私はこの役に相当に想いを込めました。




両親へのいろんな想いを込めて。








私は、ママさん達の言葉を聞いてから…




いや、聞かなくてもわかっていたんです。




でも改めて感じた私は、
何もうまくいってなくても、
元気であろうと思った。




それからはちょくちょく連絡も取るようになったし、実家にも一瞬でも帰るようになった。




今では仕方なくでも応援してくれてる両親にいつか恩返しできるようになりたいなと思いながら。





………なーーーんてねっ!!笑





この話は真実か嘘か。




信じるか信じないかはあなた次第です真顔






うふふのふデレデレ