■マドリード市内ウォーキングツアー
マドリードに行ったら必ず観に行きたいのが「プラド美術館」です。ガイドブックには世界三大美術館と言われていますが、3つの美術館の定義も諸説あるようです。ルーブル美術館(パリ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)が2強で、エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)とプラド美術館が3番目の席を争っている様子です。現在はロシアが紛争中なのでプラドが一歩優勢ではないでしょうか。
展示されている作品だけでも3,000点以上の膨大なコレクションのなかには、西洋美術史上最大の宮廷画家のひとりディエゴ・ベラスケスの生涯を網羅する代表作のほか、ティツィアーノ、ボッス、ルーベンスをはじめとする第一級のコレクションも含まれており、ハプスブルクとブルボンのスペイン王朝の栄華を今に伝えます。
ヨーロッパの主力観光スポットはどこもそうなってきましたが、プラド美術館もまたオンラインで入場予約が必要です。館内は見どころが豊富なので2時間程度は必要です。写真や動画撮影は禁止されています。昨年は環境活動家を名乗る人間が美術品を狙った接着剤事件を起こしているのでセキュリティは強化されていくと思われます。
「マドリード市内ウォーキングツアー」はプラド美術館の入場を含む4時間のカジュアルな観光プランです。プラド美術館の名画を効率よくまわるのもやはりガイドさんがいたほうが助かります。2021年にこの周辺一帯が「光の景観」として世界遺産に登録されています。歩いて回るのが良い場所です。
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