パリ五輪開催中、日本選手団の活躍が連日報道されている。
個人的にはメダルにこだわるバカ騒ぎは好きではないが、
とにかく世界を相手に日本人が勝つという事は誇らしい。
残りの競技もぜひ活躍を祈りたい。
五輪で好きなのは競技が終わってからの各国の「選手語録」(勝敗関係なく)
聞きたくないのは「日本人の語録」個性の無さ、自分の考え(言葉)ではない
毎度おなじみで10人が10人同じコメントを残す。
まあ、ここに記さずともお判りであろう。そうアノフレーズです(笑)
「今のお気持ちは?」「聞きたくもない・・・」
語録ではなく試合後の立ち居振る舞いに注目。
柔道(の教えについて)はほぼ素人、シラナイ。敢えて思いを書いてみたが・・・。
聞いていることはどのスポーツでも同じであろうが、
「柔道は体だけでなく心も鍛えるスポーツ、
常に自分を律し、相手に敬意を払うこと」が求められるという事らしい。
絶対王女?と日本のマスコミが「よいしょ」していた女子柔道52㎏級の「アベ某選手」
2回戦で軽く敗退した。
勝ち負けは時の運、様々な世界に「絶対はない」の証であった。
問題は敗戦後の態度である。
ご承知の通りの号泣でその後の試合時間の遅れにも繋がったという。
それらを忘れてただただ号泣、柔道家として何とも恥ずかしい話で、
柔道家という言葉が泣いているのではないか。
TOKYO以後の3年間、凡人には分からないが苦労、努力葛藤・・・
様々なことが有ったろうことは想像に難くない。
しかし常に柔道家の基本とは何か、勝ち負けは別にして
相手をおもんぱかりながら試合を重ねてきたのではないだろうか。
それが微塵も感じられなかった。
例により国内メディアは彼女の負けを擁護し、
「試合後の振る舞い」の醜さには言及していない。
若い、若い選手諸君、「アイドル扱い」され、自分の行動は何をしても、
どんな発言でも許される等「大きな誤解を生む」
彼女に将来があるのは言うまでもない、この敗戦を期に敗者の気持ちそして
負けた時の立ち居振る舞いを勉強して欲しいと願いたい。
教育は周りの大人の責任である。
詩に勝ち、金メダルを獲得したウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワは
「ウズベキスタンの女性の生き方を変えたい」と、
優勝後のコメントも使命感に満ちていた。
「勝つべき人が勝っただけ」ではないだろうか。