週末

彼に会いに行ってきました。


彼の職場の駐車場に行ったら

彼の車がなくて…

空振りかと思い

車の中でなんとなく時間を潰していると


ふと、私の斜め後ろに

彼の車が停まっていました。


どこかへ出かけていて

帰ってきたのかな。


私の車に気がついて

声をかけてくれるかな、なんて

淡い期待をしたけど


彼はそのまま

スタスタと職場に向かって

行ってしまったので、


慌てて追いかけました。


私の車に気づいてないわけないのに

声をかけると

彼はビックリしたふりをしていました。



2ヶ月半ぶりに見た彼は

だいぶ白髪が増えていて…


でもやっぱり私はこの人が好きだなと

思ってしまいました。


「今日、仕事終わるまで

待っていてもいい?」と聞くと


翌日は大事な会議だし、

先月からお母さんの具合が悪くて

実家に帰っているとのこと。



そうやってごまかすんだね。



私の車に気づかないふりをしたり

お母さんの具合が悪くて

実家に帰っているんじゃないこと

分かっているのに…。


きっと家を出たんだよね?



分かっていたことだけど


もう彼の気持ちは

私には全然ないことを

思い知らされました。



だけど

こんなに傷つきながらも

ダメ元で

「いつなら会える?」なんて

言ってしまったあとで、


彼が

「◯曜日なら大丈夫かな」と言って


数日後に会う約束ができたのです。


すっかり諦めていた私は、

代替案を出してくれたことに

ビックリしましたが、


でもやっぱり

遅くまではダメ、

会うのは1時間だけだそうです。



別れ際、

ずっと会いたかった気持ちが溢れて

「握手していい?」と

言ってしまったのですが、

「隣の車で人が寝てたから」と

握手はしてもらえませんでした。


真っ昼間の駐車場の真ん中で

当たり前と言えば当たり前なのだけど


よくもまぁ

あんなにすらすらと

嘘の言い訳が出てくるものだなぁと

悲しくなります。


そんなちっちゃなジャブを

いくつも受けて


彼の心が離れてしまった現実を

ちゃんと受け止めなければと

傷ついたけれど


時間が経つにつれて

会う約束ができただけでも嬉しいと


今は会えるのが

楽しみになっています。



もしかしたら、

やっぱり行けないとか

連絡が来るんじゃないかと

ビクビクしているけれど…


もしかしたら、

会うのはもう最後にしようと

言われるかもしれないけど…


なんかね、大丈夫。


どんなことがあっても

「ありがとう!またね!」って

笑顔で対応できる気がする。



最近、付き合っていた頃のことを

思い出して


あの頃に戻りたい

彼とまた恋人に戻りたいと

思ったりしたけれど


もう二度とあの頃には戻れなくて

新しい関係を

作っていくしかないんだって


やっと思えるようになった気がします。



私は彼が好きで、

好きな彼に会えることは

とっても嬉しくて


そしたら、

その時間がずっと続くように

大切にしよう。



実は、

私の大切な優しい友人が

彼の私への態度を怒ってくれて、


「どんな展開になるにしても

爽やかにね!」って言ってくれて


その言葉を受けて

私は本当に穏やかな気持ちに

なれたのです。


誰かがちゃんと

私を受け入れてくれてるって、

すごく幸せなことで


自分を大切にできるように

なるんだと思います。


ありがとう。




彼とは本当に会えるか

まだ分からないけど


会えたら会えたことを

素直に喜んで


最後は楽しくバイバイして

帰ってきたいと思います。


 

彼はね

同じ職場にいたとき

ほとんど話したこともない私を

好きになったので


多分、私の外見が

それなりに好みなのだと思うの。


せっかく同窓会で綺麗になったので


とびきりの笑顔で


また彼の心を捕まえるつもりで

楽しんでこようと思います照れ