れてもな。てか、お前のことは一ミリ足りとも気にした事がねぇ。」
「もしかして、あんた、田沼詩織のことを…。だがな、あいつは、田沼詩織と婚約までしたんだ。」
「おっ、おい！何だよそれ！聞いてねぇぞ！あいつって誰だよ！」ピューマ サンバ
「裕太も、いずれは分かる。田沼詩織には、先約がいるんだ！分かったか！」
コツ、コツ、コツ、コツ
「それは、事実とは違うんじゃない？」
「お前はだれなんだ？」
「私は、田沼梨香。詩織の姉よ。裕太さん。あの子は、したんじゃなくて、させられたのよ！あんたたちにね！」
「へぇ～、田沼詩織に姉がいたなんてね。初耳だよ。あたいには、関係ないことだけど。でも、結果的には婚約したんだ。あたいは、嘘はついていない。」
「『させられた』と、『した』は大違いよ！あんたたちは、詩織の弟の様な存在と家族まで人質にとって、書類にサインさせて、婚約までこぎつけたのよ！」
「でも、彼女は自分の意思でサインをしたんだ。それは、変わらない。」
「何が、自分の意思よ。そんな物、元々尊重して無かったくせに。」
『フッ。そこまで言われると、侵害だな。梨香君。俺は、君たちのためにやってあげてるのに。』
梅のケータイから、変声器を使った声がした。
「あんたは、誰！？一体、誰なの？！いつも、声だけ登場して！」
『川瀬君、君のためでもあるんだよ。あのふしだらな女に、君は取られちゃいけないからね。』
「何故、俺の名を！お前は、誰だ！？」
『梅、頑張るんだよ。梨香君、川瀬君もじゃあな。』
「はい！」
梅は、帰っていった。puma 野球
「どういうことなんだ？教えてくれよ、梨香さん。」
「あんたに、この事を知る覚悟が出来てるなら話すわ。」
「覚悟？！そんなものいらねぇ！」
「恐ろしいものなのよ…。」
「それなら、尚更だ！教えてくれ、詩織に何があったのか！」
「それは、詩織本人から直接聞きなさい。だから、裕太さんにはまだ無理よ。」
「えっ？！どうしてだよ！」
「あんた、何にも考えてないの？！詩織の意思は？！どうなるのよ！私なら、そんな男こっちから願い下げよ。もちろん、付き合うなんてこともお断り！」
「…。俺は、待つぞ。詩織が、話してくれるまで待つからな。今の俺じゃ、詩織は守ってやれねぇ。」
「まあ、そうね。一生、待ちなさい。話してくれる望みは、まだ薄いけ
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