メルカリズムは、それとなく相手に意識させないままに、より良い取引にするためのものです。


❖行動経済学❖
さて、久しぶりの更新です。三連休いかがお過ごしでしょうか。

PayPayフリマがリリースされて、思うところを書いていきたいと思います。

私的にSoftBankスマホなので期待しているのですが、現状では、むむっ?といういまいち疑問符がつく感じで、傀儡のアプリといった印象です。

と言えるのも、やはりそれはメルカリを利用している中でこそそう思うわけで、返ってメルカリの優秀さを際立たせるようなアプリだとも思います。

美味しい物を一度食べて知ったら、不味い物は食べたくないですよね?美しい人を見たら忘れられないとか、同じですね。

短期間で仕上げたアプリと、歳月を経て培ってきたアプリとではやはり差が否めません。


一見メルカリに寄せてはいますがしかし、メルカリの真髄でもある心理的な部分、そこにこそ大切な訴求力があります。PayPayフリマがリリースされたことにより、ましてメルカリの功績がいかに大きいものかと気づかされます。


CtoCの個人間取引において、とりわけ先ず、プロフィール(自己紹介文章)は、出品者購入者双方が相手方に対する目利きのための情報源でもあります。そのためPayPayフリマではプロフィールがない、というのは悪手とは言えないまでも、取引新参ではない限り、既存のメルカリユーザーが利用するとなると、先ず早くもここに現状維持バイアスが掛かります。これは運営側の致命的なミステイクです。

かと言って評価のみを頼りにするとしても、評価自体も後述のイレギュラーな仕様です。


メルカリは行動経済学に基づき編み出されたアプリであり、そのようなユーザーの大切な心理的な部分に訴求し上手く操っています、それこそがメルカリなのです。何度にもなりますが、それとなく、相手に意識させないままに。

私のメルカリズムもまた行動経済学に基づく点においては同様であり、なんとかの方法ではなく、相手の心理に訴求しているからメルカリズムなのです。

プロフに関しては、ヤフにさえプロフはあるのに何故の仕様?と思わざるを得ないと同時に、ヤフとPayPayは連携であっても、PayPayフリマはヤフともまた一線を画す、また全くの別物にさえ感じます。

それでいて評価は、ヤフにおける落札者側のみからの評価数を引き継いでいたり、PayPayフリマでは評価を与えることが出来るのは購入者側のみで出品者側は出来ない仕様、というのはCtoCの観点からも謎です。

他にも、一見PayPayフリマは形式的にメルカリに寄せてはいますが、値引交渉不可による良かれとの判断による規制か、ところどころでそのような独自性の発揮と言うべきか、我流な部分もあり違和感を感じてしまいます。

値引き交渉は無言オファーボタンで出来ると言え、値引き交渉コミュニケーションを取りつつしたい方にはデメリットですね。

つまり、返ってそのようなコミュニケーションの遮断は、メルカリユーザーの目線に立てば、元来の心理的な部分かつコミュニケーションを重要視するメルカリ及びメルカリユーザーの伝統からすると悪手にもなりうるがため、現状維持バイアスそのものになり得て使いにくいと利用を遠ざてしまう原因とも思います。

几帳面なメルカリ、ものぐさなヤフPayPayといった表現で、らしさが感じられますが(笑)現状維持バイアスが掛かりすぎているアプリです。



本来、ヤフ・ヤフショ・SoftBank・PayPayの連携で鬼に金棒になるはずですし、私的にはPayPayフリマでの売上による流用を考えていたのですが歯車が噛み合わない現状です。美味しいものを出す店と聞いて行ったとして、いざ食べて不味かったらもう行かないでしょう。同じことなのです。

端的に言えば、既存7,100万ダウンロードのメルカリですが、それだけ財布(出品者およびそれによる売上)がメルカリにあるため、極端に安かったりといったメリットがない限りわざわざPayPayフリマで購入する人は少ないはずです。メルカリのアドバンテージが絶大なわけです。

時短かつキャッシュレスで売上金を用いて新たな物をフリマ内外でさらに購入できること、がメルペイやPayPayのメリットなのです。要するに物々交換みたいなものです。これはファミペイなどでは出来ませんが、PayPayはメルペイと同じ土俵に上がったわけです。

メルカリユーザーの財布を移動させることが出来ない限りは、PayPayフリマは結局ショーウィンドウの役目にしかなり得ないです。それだけメルカリの存在は非常に大きいです。

フリマにおいては出品者は購入者でもありますから、廻り廻って品揃えも豊富に潤うものです。

何故移動できないか、それがやはりメルカリとは似て非なるものだからであるため、それにより利用への幾多の現状維持バイアスが掛かっているからです。それは私だけではないはずです。

他にも購入者側へのフォローも噛み合っていません。PayPayフリマは送料が安いのはメリットですが、キャンセル防止のため?コンビニ支払不可というのもミステイクだと思います。

コンビニ支払いは学生さんなどにも多いですね。メルカリの形だけ見様見真似だけで、若者多数のフリマなのにそういうユーザーの内面を理解できていなのです。500円引きキャンペーンクーポンを使いコンビニ払いで購入しようとして、ダメだと知った方は、それが現状維持バイアスとなりてもはやアプリを二度と開くこともなくなる方もまたいるでしょう。。

そのため、購入者目線に立てば、支払方法は幾多にも門戸開放すべきです。

売上がない時に欲しいものがあり購入し、臨時コンビニ支払をされる人などもいらっしゃるでしょうし、そういう心理的な側面を重要視しているか否か、メルカリとはやはり中身コンセプトが別物と思います。

メルカリに慣れていると、私的にはやはり使いにくいため現状PayPayフリマは利用していません。PayPayボーナスライトの消費で、購入者側キャンペーンの500円引クーポンは使っています。


いつもお読みいただきまして、いいねなどありがとうございます。気づきなど、ご参考になれば幸いです。あなたも、メルカリストのかたも、素敵な一日と、より良い取引を創造してくださいね。