メルカリズムは、それとなく相手に意識させないままに、より良い取引にするためのものです。


❖悪手❖
去る10/07、PayPayフリマがリリースされました。

名称は仮ではなくまんまのPayPayフリマなんですね。覚えやすくも認識しやすい名前が良いですから、ありきたりで良いのですが、メルカリやヤフオク!と違い少々慣れないですね。

早速登録しましたが、過去のヤフにおける出品者立場の取引内容もPayPayフリマに承継されていますので、私的には既に評価が1,000以上(1602-0-0)になっていたので、ヤフの続きみたいな感じがしてちょっと笑ってしまいました。

0からだと思っていましたので、その点良く言えば安心感があり、悪く言えば心機一転的な表面上の斬新性は私的には薄かったような印象でした。

そんな感じで、メルカリとPayPayでやっていこうと思います。私的にはSoftBank iPhone利用なのですが、ネットショッピングにおきましてはヤフショは今もメインでずっと利用していますので、そのためPayPayポイントが定期に貯まるので、フリマにもそれをさらに運用出来るのはメリットだからです。



ヤフショは、PayPayポイントとTポをダブルコンボで取得できますし、SoftBankスマホやヤフクレカやプレミアム会員や5の付く日イベント購入でのレバレッジがさらに上乗せされるので大きいです。


郵便書簡は、ミニレターと呼ばれるものですが、専用封筒に手紙やカード類などの非金属のペラペラ系のものを入れて郵送するときに使用可能な発送方法です。

ミニレターの封筒は白くて小さいために、大きな封筒に比較すると、どこかに紛れ込んだり、落とした場合に仮に床が白かった場合には同化し咄嗟には気づかなかったりもあると思いますので、そのような経緯で紛失する可能性はあると思います。

そのようにコンパクトさにはメリットもあれば、デメリットもありますから、あえて私は数センチ程度の小さなものを発送する際にも、いつもわざとそれなりの大きめ封筒に入れ発送しています。

小さくてまたは軽いものほど、雑に扱われる可能性も非常に高いからです。

封筒を大きくすることで、余白も大きくなりますから、輸送や作業中に内部でガチャつき商品が壊れたり、封筒が破れたりして空っぽに、と逆効果にもなりかねません。

そのため、封筒サイズ大の厚紙などに動かないように固定することで余白はなくせますから、あたかも大きな物が入っていると作業や配達する人に誤認させるかのようにもしつつ、それはまた丁寧に扱ってもらうためでもあり、何より人目につきやすくするためです。


Amazonの発送はびっちり固定してありますが、同様にそのような観点からの梱包になっています。


標題の件になりますが、未着でしたら購入者は評価は出来ないはずです。


質問者さまは、確かに安さを優先することに正義はあると思いますが、そうした追跡確認や補償なし発送の対には、万一のトラブルもあります。

出品者としては、補償なし発送をデフォルト設定で優先にし、説明にて追徴課税のように補償ありを選択可能としつつも、同じ商品価格で両者の場合の送料を内包出来ないわけですから、潜在的に少なからずそこにある心理が介在しています。


何より出品者は、補償付きを提案することをもってしても、それが補償なし発送時における有事の際の免罪符にはなり得ません。


自らの意思で補償なしの発送方法をデフォルトで選択しているのですから、万一事後に、その責から免れられるわけではありません。


潜在的に、言わば少なからずそこに良い人ぶる心理があります。


「補償付きのメルカリ便ですが、もし未着でも良ければミニレターでさらにお安く、変更が可能です。」

と設定するべきだと思いますが、

「ミニレターですが、もし補償付きが良ければメルカリ便で割高に、変更が可能です。」


質問者さまの場合は後者であり、親切かのようで反面 どちらの場合でも結局悪手と言えぬまでもの選択の付記をされるかたがいます。


勘違いしている方が多いですが、補償付きが良ければ〜という発想は、そもそも出品者による上から目線であり、購入者からすると追徴課税のごとく、イメージ的には良くないです。

【それとなく、相手に意識させないままに】

かと言って、前者の場合でしたら、購入者の意思で選択変更したわけですからまだ出品者も対抗は出来ますが、自らの意思でその変更を受け(責任を受け入れ)発送したわけですから有事の際の責は免れません。

つまり、発送後責任を負わない旨の文言は元来無効であり、無駄の蛇足なのです。


そのように、売るために売るかたが多いです。フリマでは店頭で対面で手に取り購入するのとは違い、お店対客でもなくCtoCはもっとシビアです。

自らの不要品を捨てることと、捨てる代わりに出品し説明以下梱包発送対応を無下に扱うことは似ているようで全く違うぞ、その境を意識しつつ取引しているやつは不要品とて絶対にそんなことはしないからこそ、どんな結果であれ潔い。

その境こそが勝敗を分かつ、そのうちのひとつの境でもあり、つまりフリマとて何も考えずに取引をしてることが間違いなわけです。


そして、取引数が増えて比例してクレームやマイナス評価も増えたのでナンセンスです。なぜなら取引数が増えるごとに、マイナスが減っていくことのほうがむしろ自然なはずだからです。学習能力も誰しも持ち得ているわけですから、それは加速する一方なのです。マイナス評価が多数のかたても1年や2年の長いスパンで、良い評価ばかりですと優秀な方です。


発送におけるリテラシーとして、本来の補償の意義は、購入者のためだけではなく、出品者においても然りで出品者ご自身のためでもある、と必ず覚えておいてください。


出品者は良かれと思って複雑な出品説明をなさっているものですが、購入者立場でしたら、仮にいずれの場合であっても、
『即購入したいけど面倒くせぇな』と思っているはずです。

その結果、私は現状維持バイアスがかかり他をあたったりしますが、デフォルトのまま即購入する人もまたいらっしゃるでしょうしその場合は購入者に過失など全くないのです。


そこに出品者自身が気づけるかどうかです。いかに閲覧者が錯誤なく即購入しうる説明と発送方法を、出品者が促すことが重要です。メルカリは即購入の原則から成り立っていますから、出品者としてとても重要な資質です。

本当に良い取引にしたいと思っている方はそんことは絶対にしません。あえて、選択させるのであれば、ご自身の最優先をデフォルトの即購入設定で9割くらい、残り1割がその希望者の場合を考慮した、面倒くさい方法であるものです。デフォルト設定がその人を表しているものです。

着払→ものぐさ、発送リテラシーがない、大雑把
補償なし→安さの追求、発送して終了
補償あり→リスク回避、安心感のある気持ち良い取引


こと取引初心者は見識が狭いものです。ご自身では気づけない、気づいていないことが往々にしてあります。時に取引はイレギュラーも発生しますから自分の正義だけでなく、対峙しているリスクを予知するスキルを養うことが必要になってきます。

それが良い取引へ繋げるため相手方に対する最善でもあり、そこにこそ本来正義があるはずです。

安くすることにももちろん正義はありますし、
メルカリ便サイズ規格外であったり、価格と内包送料面の折衝から、しかたなく補償なしの普通郵便で、という場合が、品物により時々ありますから、品物や価格により臨機応変であり、補償なしが悪というわけではありません。それでも、自らの意思で発送するのですから、責任があることも忘れないでください。



いつもお読みいただきまして、いいねなどありがとうございます。気づきなど、ご参考になれば幸いです。あなたも、メルカリストのかたも、素敵な一日と、より良い取引を創造してくださいね。