人の話を聞かず、一方的に話す人がいます。
相手を飽きさせない話題を次々に繰り出し、
話続ける人がいます。
話すことがどうも苦手という人にとって、
ある意味うらやましく、
でも、自分には到底真似はできない、と思ってしまいます。
うまく話せないから、人との会話がおっくうに
なり、話題が思いつかないから、相手との
沈黙の時間が長くなり、何だか気まずい雰囲気になったりします。
では、相手は、こちらから一方的に話し続けることを望んでいるのでしょうか?
聞き手が関心を持っているかどうかの配慮もせずに、ただ一方的に喋っているのです。
聞き手にとって、そんな話し手は迷惑なだけの存在です。
聞き手は、話し手が一方的に話す内容など、
興味はありません。
聞き手にとって、関心があるのは、
自分のことです。
自分に関係のあることだけです。
■話し手が、相手の本音を知りたい、
相手から自分が必要とする情報を聞きだしたいとき、どうすればいいのでしょうか?
相手に対してやみくもに質問をぶつけたとして、
相手は答えてくれるでしょうか?
相手は、本音をかたるどころか、
おそらく、まともに取り合ってもくれません。
■ここで、ポイントとなるのが、「聞く力」です。
いわゆる「聞き上手」な人になることです。
人には誰でも「自分の話しを聞いてほしい」という心理があります。
相手に何かモノを尋ねるときは
「教えを乞う姿勢」に徹することが重要です。
熱心に相手の話しに耳を傾け、
うなずきながら真面目に聞く
そういう姿勢は、相手の自尊心をくすぐり
気分を良くします。
このような話の進め方をしていけば、
信頼感の獲得につながります。
場合によっては、相手から思わぬ情報がもたらされる可能性だってあります。