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SERIES(6) プラズマ・ワンダーゾーン
(その3)ハチソン効果の驚異




ハチソン効果の発見





 装置のスイッチを入れると、物体が重力に逆らうように浮上し、折れ曲がりようもない金属が捩じれ、切断される。このまるでSF映画のような出来事が起こったのは、カナダのバンクーバーにあるジョン・ハチソンという人物の研究所だった。
 ジョン・ハチソン。1945年生まれ。カナダ在住の物理学者である。物理学者といっても学業を修めたのは高校まで。あとは独学でエレクトロニクスを学び、様々な電子装置を開発。その過程で物理学の常識を根底から覆す装置を造り出してしまったのである。



 1979年、ハチソンはいつものようにバンクーバーにある彼の研究所内の装置群のスイッチを入れていた。その時である。彼は肩に何かが当たるのを感じた。それは金属片であり、あたかも自分で飛んできたかのようであった。そしてその金属片は、再び飛び上がって彼に当たった。ハチソンは最初、誰かがいたずらしていると思ったが、そうではなかった。こうしてハチソン効果はほんの偶然に発見されたのである。


 ハチソンは冷静に状況を分析し、現象に再現性があることに気づく。つまり、これは超常現象ではなく、機械が引き起こす未知の現象であると見抜いた。ハチソンは勘を頼りに、どんどん装置を改良。結果、ハチソン効果は強まり、様々な現象を引き起こすことに成功する。



 ハチソンの名を一躍有名にしたのは、1988年にカナダのオタワで開かれた「新エネルギー技術シンポジウム」であった。この席上、彼は自ら開発した装置を発表。装置を動かした時に起こった様々な現象の映像を公開した。


 ビデオ映像が映し出された時、場内に驚きの声が上がった。次々と繰り広げられる驚愕の映像に、誰もが釘付けになった。最初に映し出されたのは、装置の概観であった。ハチソンが一人で組み立てたという高電圧装置と静電高電圧発生装置(テスラ・コイル、ヴァン・デ・グラーフ発電機)だ。


同じような装置は、理工系の大学であれば、どこにでもある。が、問題は、装置の台に実験対象となる物体を置き、スイッチを入れた時に起きる現象だ。




浮上現象

 最初の現象がこの浮上現象である。金属、木材など材質にかかわらず、あらゆる物体が浮上した。浮上には4つのパターンがある。
 (1)ゆっくり数秒かけて弧を描くように浮上し、落ちるパターン。
 (2)弾丸のような浮上―浮上する瞬間に強い衝撃があり、その勢いで上がっていくパターン。
 (3)加速しながら浮上するパターン。反重力ともいえる現象。

 (4)宙に浮いた状態。また、浮上はしないが、上に引かれる力で立った状態を維持するパターン。
 浮上現象全般の特徴として、物体を寝かした状態では上昇しないが、立てた状態にすると上昇する傾向がある。また、浮上した物体は螺旋状に上がっていく傾向がある。
 一番重いものとしては、400kgの変圧器が浮いたことが報告されている。実験では、物体だけでなく、液体(水)に対しても行われ、コップの中の水が飛び跳ねる様子がビデオに収録されている。 




破壊現象

 この現象も浮上現象同様、物体の材質にかかわらず起こった。物体が破壊に至る過程で曲がったり、捩じれたりするものもあった。


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