007シリーズ第4作。第1作『ドクター・ノオ』と第2作『ロシアより愛をこめて』を手がけた、テレンス・ヤング監督のシリーズ最終作。前作『ゴールドフィンガー』の世界的ヒットを受けて作られた本作は、全世界で熱狂的に迎えられました。
観客を捌き切れない劇場が24時間体制で上映し続けるも、それでも劇場を囲む長蛇の列は絶え間なく続いたという伝説を持つ作品です。

本作で初めてカメラが海に潜り、大掛かりな海中アクションを披露しています。テレンス・ヤング監督は、水中でのアクションは"テンポが落ちるから"と乗り気ではなかったそうです。確かにその意見は否めませんが、それを差し引いても見どころ満載です!

また前作『ゴールドフィンガー』で大きく変わったボンドのキャラクターは、テレンス・ヤング監督により自身が生み出したキャラクターに寄せられています。しかし、あまりに大きな支持を得た『ゴールドフィンガー』のボンドを望むファン、製作陣に押されてか、間を取ったようなボンドになった感も否めません。しかし!それによりドミノに言い寄るシークエンス(【この映画の好きなとこ】ボンド・ミーツ・ドミノ参照)が実現したと思えば、これは大成功ですよ!


サイトへ続く