生涯つきあえる…いや、つきあわせてください!
1963年 監督/ スタンリー・ドーネン
幼少の頃から大好きな作品です!今回ホント久しぶりの鑑賞にあたり、"おそらく古臭く感じるだろう"とか、"もしかしたら退屈に思うかもしれない"とか、多少やな予感を抱きながら観始めたんだですが…ぜんっぜん古くない!グイグイ引き込まれました!!
ケーリー・グラントオードリー・ヘプバーンの軽妙なやりとりは現代の視点から観ても最高に魅力的です!コレはもう生涯つきあえる映画確定ですね!ミステリー映画であり、サスペンス映画でもあり、ロマンチックラブコメでもあり…なんて欲張りな映画なんでしょ!!コレはもう『バック・トゥ・ザ・フューチャー』同様、すべての映画ファンに愛される作品じゃないですか?

オードリー・ヘプバーン、特別好きではなかったんですけど、今回の鑑賞でホレましたー。なんで今まで好きにならなかったんだろ。ジバンシィが衣装を提供しているんだけど、メチャメチャかわいくて、オードリーとの相性良すぎです!

あとはなんといってもヘンリー・マンシーニ(『ティファニーで朝食を』『ピンク・パンサー』シリーズ)の音楽が最高です!!オープニングのテーマ曲はモチロンですが、劇中で使われるスローバージョンがウットリ感史上最強です!!マジたまらないです!!


【この映画の好きなとこ】

◾︎レジーナ(オードリー・ヘプバーン)
この作品の要!美しく魅力的です!!この時34歳ですって!
豹柄にさえ気品をもたらします
ジバンシィの衣装、当時話題になったそうです

◾︎邪悪な三人
レジーナが25万ドルを隠し持っていると睨みつきまとう輩!胡散臭さ最高です!基本別行動を取るも、結果的にレジーナを連携で連続攻撃する事が多い。
左からジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ、ネッド・グラス

◾︎オープニングタイトル
タイトルデザインを007シリーズのモーリス・ビンダー、音楽をヘンリー・マンシーニが手がけるんですもん当然傑作!

繰り返し観ましょう!

◾︎クルージング・キス
恋するレジーナがめっちゃかわいく大好きなシークエンスです!水面に反射し揺れる灯りに照らされた2人がなんともロマンチックです。音楽も最高でキュンキュンやられます!

オードリー・ヘプバーンの立ち姿も美しく素敵です!

◾︎ギデオンの死
輩の一人、ギデオンが殺されるシーン。途中で明かりが落ちたり、途中階で停止する不穏なエレベーターがムード抜群です!
いったい誰の仕業??

◾︎ウソまみれの男
レジーナを守るピーター(ケーリー・グラント)はウソだらけ!名前すら劇中5回も変わるってどういうこと??善悪の判断がつかない、最もミステリアスな存在で物語を引っ掻き回します。
誰を信じればいいのかわからない!オードリー疲れた

◾︎公園 
消えた25万ドルの行方がわかったテックス。このあと猛ダッシュするんですが、ミステリー映画として鳥肌モノの興奮シーンです!
わかった!!アレかーーっ!!

◾︎ハッピーエンド
びっくりなハッピーエンドです!安心して観てください!笑いと幸福が同時に訪れます!
お金返します
アメリカ大使館に来たレジーナがそこで見たものは!?

フーダニット(犯人探し)の面白さにラブコメ要素を絡め、途中失速する事なく一気にラストまで突っ走ります!軽いタッチだけどホントにおもしろくて、集中が苦手なボクにも途中考えごとをさせる隙を与えてくれません!最後ハッピーになれるって映画として完璧ですよね??
パリを舞台にした異国情緒溢れる映像はもちろんなんですが、キャスティングの勝利ともいうべき豪華な俳優陣で視覚的にヤラれます。もうとにかく欠点が見つけられない、完璧で超ラブリーな作品です!!


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