東海アマブログさんのサイトより
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-460.html
<転載開始>
 以下のサイトから引用
 http://dennjiha.org/?page_id=8193

Dさん、Eさん(長野県)

 私たちは18年前、長野県高遠町(現・伊那市)に商店を開業しました。田畑には小麦、ライ麦、米が実り、インディアンテントの周りにはチューリップやひまわり、野菜が育ち、タンポポが咲き乱れ、子どもたちは裸足で飛び回っていました。

基地局で家族全員が体調不良に
 仕事も順調になった1999年、裏山250mの所にドコモの携帯基地局が設置されると、葉の長さが75cmある巨大タンポポが発生し、家族全員が体調不良に陥りました。私は三番目の子を流産し、頭痛、味覚障害、飛蚊症などに悩まされました。長男は足の痛み、不快感、ジクジクした出来物、いぼ、そして鼻血がよく出ました。長女は心因性視覚障害、遠視、乱視、弱視、聴力障害、注意欠陥多動障害、アトピー、首から上にかけての不快感、イライラ、浅い眠り、抜け毛、おなかの内側がかゆく泣き叫びながらこぶしで自分のおなかをたたくなど、心身ともに不調になりました。

 夫は、眼痛、頭痛、吐き気、嘔吐、脈拍60が急に90になるなどの症状が現れ、眼科医は「命に関わる」と急性緑内障の見立てをしましたが、原因がわからず、首をかしげるばかりでした。
 ためしに1週間、電磁波の少ない環境で過ごすと、家族全員体調が良くなり、家に戻ると悪くなりました。そんなことを繰り返すうちに、基地局から遠ざかると症状が軽くなることがわかりました。

電波が届かない場所へ引っ越す
 2004年、さらに第三世代アンテナから電波が出ると、症状は急激に悪化しました。長女は毎朝泣きながら起きてくるようになり、顔色も悪く、8歳の子がとても老けたように見えました。「何もかもイヤになった。楽しいことは何もない」と不登校になり、命の輝きを失った抜け殻のようでした。月1回程度だった夫の嘔吐は2回、3回と増え、ついに仕事も出来なくなり、基地局の電波が届かない山奥へ逃げるように引っ越しました。

 すると、すぐ体調の変化が見られました。家族全員食欲が戻り、新しい出来物は出来なくなり、長女を苦しめていたおなかの内側のかゆみも、それから1回も出ていません。心因性視覚障害はなくなり、子どもたちに笑顔が戻りました。でも、0.3まで落ちた長女の視力は改善されませんでした。眼の網膜機能は2歳から5歳まで著しく成長するはずなのに、長女は2歳半から7歳まで基地局の電磁波に24時間365日被曝していたのです。正しい機能状態にするために神経眼科で針治療、理学療法を受け、さらに電磁波をカットする布で被曝量を減らすと、視力は両眼1.5に戻りました。

 しかし、一向に改善しない夫の症状を、医師は次のように説明しました。「ご主人の嘔吐、脳血管障害などは、電磁波の障害に間違いなく、その障害を獲得した体は微量の電磁波を浴びても自律神経失調症状態が出現する」。
 私たちは長野県行政に携帯圏外の必要を訴えましたが、県は携帯エリア拡大を事業者に要請し続けています。

奪われた圏外
 さらに、伊那市の要請を受け、2010年、家から1.7kmの所にドコモは基地局を建て、あっけなく電波が届き、携帯圏外は奪われてしまいました。伊那市広報には、次のような記述がありました。「過去に電磁波被害を理由にアンテナ施設の建設反対運動が起き、建設中止となったケースがある。そうしたことがないよう、地区として要請運動等の対応をしていただきたい」。子どもたちは「通学路に携帯基地局を建てないで」と訴えましたが、長男は伊那市から「また引っ越してはどうか」と言われ,長女は教育委員会から「転校したらどうですか」と言われました。失言だったと両者から後日謝罪がありましたが、長男は傷ついたのか、しばらく学校へ行けませんでした。

 また、長女には修学旅行の思い出がありません。小2の時から電磁波で体調を崩すことを伝えてきましたが、他の保護者の強い希望と、利便性・経済性が優先され、行き先は東京タワーでした。中学は宿泊場所が2泊とも京都タワー直下でした。学校から「心配でしたら、別の安全と思われる宿に親と一緒にお泊まりください」と言われ、長女は「修学旅行なのに友だちと泊まれないなんて」とあきらめました。

 総務省は「国の機関が行政的観点から予防的対策を推奨すべきではない。各個人のリスク認知に応じて対策が取られるのなら、それは適切」という見解を示しています。これを受けてか、行政も教育委員会も及び腰です。ことさら、過疎地では生活道路の改修、高齢者のデイサービス等で市にお世話になっているからと、基地局をやむを得ず受け入れる例もあります。また、去年の原発震災後、安否確認のために子どもに携帯を持たせたり、24時間身につけるようになった人も少なくありません。携帯を持たない私たちは、親子で話しました。「安否がわからなくても、生きていればいつか会えるだろうし、そうでなかったら、この世では会えないのだから、お互い、その場に居合わせた人と助け合おう」と。

引用以上

 私は、1990年頃から、運送業の必要(長距離トラック)から、IDOの携帯電話を使い始めたが、現在ではAU=KDDIが引き継いでいる。
 約30年以上にわたって、日本の携帯電話事業の遷移を見つめてきたのだが、気づいたことは、携帯電話の普及に比例して、老人の認知症が激増したことであり、私の両親も例に漏れない。

 私は80年代からアマチュア無線(2アマ)に凝っていたので、自作の送信機などを通じて、電磁波と体の障害についても、知識を得る機会があった。
 アマ無線の仲間たち(東海アマチュア無線地震予知研究会)に関しては、今のところ、認知症の悪化などの話は聞かないが、携帯電話の使用周波数が、どんどん上がり、ギガヘルツクラスの電波を利用するようになって、基地局の周辺で健康被害が発生しているとの噂を聞くようになった。

 政府は、電磁波の人体への影響について、電磁波が人体の温度をどれほど上昇させるのかについてのみ規制をかけているが、電磁波の熱影響以外の情報作用については、一切無視しているのは、放射線被曝と同じ姿勢である。

http://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/denpa/jintai/

 この総務省の説明は、詭弁に満ちている。アマ無線でも、周波数が上がるにつれて電磁波から放射線に近い性質が加わって、人体の弱い組織を直撃することが知られているのに、携帯電話産業擁護に終始して、たくさんの愁訴、健康被害を隠蔽する姿勢しか示していない。

 携帯基地局の激増とともに、熱とはまったく関係のない、さまざまの作用が人体に健康被害をもたらしているとの報告が相次ぐようになった。

http://www.asyura2.com/13/health16/msg/246.html

 http://www.mynewsjapan.com/reports/1252

http://www.asyura2.com/13/health16/msg/178.html

 今のところ、携帯基地局電波が老人の認知症を促進するとの報告は確認できないが、私自身の経験から、基地局の近くに住み続けている人に認知症が深刻化しているのではないかという印象を抱いている。
 つまり、認知症の激増と、携帯基地局は比例しているのではないかと疑っている。

 これを疫学的に証明するのは並大抵のことではないが、少なくとも、冒頭に述べた伊那市のケースのように、心身の不調を訴えるケースは本当に激増している。

 内容を見ると、私の電磁波の知識からいえば、以前は300メガヘルツ帯など低いUHF周波数帯が使われていたのに、周波数領域の不足からか、だんだん周波数が上がってきて、現在はギガヘルツ帯が主流になっている。

 今、携帯スマホ通話に利用されている1~3ギガヘルツの領域では、私もアマ無線で利用したことがあり、特性としては、光に似た性質があって、直進性が強く、エネルギーが減衰しにくい。
 そこで、この周波数が体に当たれば皮膚障害やアトピーをもたらしても不自然ではないと考える。
 伊那市のケースでは、キャリア波のエネルギーの高さが関係しているような気がする。

 とにかく、総務省が、携帯産業擁護しか眼中になく、健康被害に一切、関心を持たずに、未だに電磁波による熱エネルギーなどと馬鹿げた無知をさらけ出して、それを強引に押しつけている姿勢から、政府レベルで、基地局電波問題が解決される可能性はゼロであり、これは原子力産業相手に被曝問題を訴えるのと、まったく同じであると認識するしかない。

 今後は、基地局から200m以内に居住する人々を調査し、高周波電磁波計を購入して、基地局から半径300mの10mスパンメッシュのデータを採取し、その地域での健康被害情報を参照して、疫学的な調査を行って証拠を集めるしかないだろう。

 私の考えでは、携帯業界が、どうしても営業を続けたい場合、基地局のアンテナを200m程度に高くし、かつまた使用周波数を500MHz帯以下に戻し、さらに出力を500w以下にすれば、おそらく健康被害問題は解決すると考えている。
 問題点は、基地局のコストが上昇することだけである。
 近隣住民にとっては、アンテナトップから45度範囲には、落雷の危険が消えるわけだから、メリットも生まれるだろう。

 アンテナ高度を上げるということは、電波の遠達性が飛躍的に上がるということで、基地局側にとっても、数を減らせる大きなメリットがあるはずだ。
 しかも、距離の二乗反比例則から、200mの高々度アンテナならば、地表でのキャリア波・電磁波密度による障害も激減するはずである。

 あとは、キャリア波以外に、乗せられた情報が何らかの生物作用を行うか?が問題になるが、これに関しては、私も現段階では、まったく分からない。


<転載終了>


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