発端は1月20日付の新聞報道で、「総務省が5Gシステムの基盤である光ファイバー回線の維持のために負担金制度を作り、2020年代半ばには通信料に上乗せする形でネットユーザーから徴収する」という内容だった。
総務省は「報道を見て困惑している。ネットユーザーから1000円徴収するといったネットのうわさは、どこから出たのかも疑問」と答えた。
発端となった新聞報道では、光ファイバー回線を「5Gの基盤」と説明。5G網の整備に向けた資金確保という誤解を広げる結果になった。
■5G、人体への悪影響が相次ぎ報告 専門家が危険性を指摘、反対運動広まる
低周波の電磁波など、健康への悪影響は数多く報告されているが、個人的に体験しない限り、多くの人は無頓着でいる。
わずか百数十年の間に、身の回りに数えきれないほどの電磁波発生源を抱え込むことになった我々は、もはやどの発生源がどの程度自分の健康に悪影響をもたらしているのか、判断することはほぼ不可能になっているといえるだろう。
将来的に一部の人々だけでなく、大半の人々が人工的な電磁波の影響で体調不良に至る可能性もゼロとはいいきれない。
携帯電話業界では通信インフラを第五世代移動通信システム、いわゆる5Gに世代交代させる予定になっている。
5Gにおいては、通信速度を高速化させるために、これまでより高い周波数帯(6GHz以上)のマイクロ波が利用される。
だが、周波数が高くなると、電波を遠くまで伝えることが難しくなり、多数の小型基地局(マイクロセル)をおよそ100メートルごとに設置する必要があるといわれている(支柱にアンテナと電源装置を設置する)。
また、物理的な障害物にも影響を受けやすく、これまで以上に出力を上げる必要性もある。
そんなことがあるためか、アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアでは各地で5G普及に対する反対運動が繰り広げられている。
5G電波による体調不良の原因は明確にされていないが、これまで以上に波長の短い電波が高出力で発せられることで、生物体内への侵襲性が高まるためと思われる。
5Gにおいては、これまで使用してきた周波数帯に加えて、24~39GHzもの周波数帯が利用される。
39GHzの周波数に対応する波長は約8ミリ、6GHzの場合は5センチ、2GHzの場合は15センチである。波長15センチの電磁波よりも、波長8ミリの電磁波のほうが物体内部への侵襲性が高まる。
例えば、体長2センチの生物に、波長15センチの電磁波を照射すると、外側に影響は与えても、内部にまで影響を与えることは難しい。
だが、波長2センチ以下の電磁波を照射すれば、内部にまで伝わる可能性が高くなるのだ。
実際にミツバチに対して2GHz、6GHz、24GHzという、まさに携帯電波を照射する比較実験が行われているが、その結果、24GHzの電磁波(波長12.5ミリ)を照射した場合、体内までほぼ完全に伝わることがわかっている。
いずれ、5Gネットワークは全世界に張り巡らされる予定であるが、昆虫たちにどのような影響が出るのか、不安を抱く専門家も少なくない。
ミツバチはすでにネオニコチノイド系農薬が原因と思われる大量死が問題視されてきたが、さらに5G電波の攻撃に遭えば、花粉媒介者としての役目を果たせなくなるかもしれない。
農作物の収量低下といったレベルを超えて、生存すら危ぶまれる植物も出てくるやもしれない。
これは、生態系を崩し、最終的に人類の未来に影を落としかねない。
すでに問題が指摘されてきている以上、まずはその問題と向き合い、ヒトだけでなく、さまざまな生物への影響度を調べていくことが先決である。
日本ではまったくといっていいほど、5Gへの移行による利点しか話題とされていないことに違和感を覚える。
地上の野生生物が日々同じリズムを維持しているように、我々も自然体でいれば、自ずと地球とリズムを同調させる。かつてはそうだった。
ヒトは自然との同調を失ってきたのだ。
5Gへの移行を機に、我々はもっと基本的なことについて考え直すべきなのではなかろうか。
<抜粋終わり>
リニア中央新幹線の問題もそうですが、「危険性が分からないなら、やらない」という姿勢が大事だと思います。
外国は、その方針で5Gの導入を見送っている国もあるのに、日本は「危険性が分からなくても、やる」から恐いです。
原爆も原発も、日本人は実験台なのです。
5Gも実験台にされてはたまったものではありません。
徹底的な検証を望みます。
美しい地球を守ろう!