みんな元気ですかドキドキ

 

続きだよ・・・グッド!

 

それは後で考えても想像を絶する光景だった。

 

ボクはただただその光景を感動の気持ちで見ていた。

 

ココが肝心の本題の光景なんだよ。

 

だからこのことをボクは出来るだけ慎重に

 

何が起きたのか説明しなければならないんだ。

 

二人の女性はまだ軽く祈りの姿勢を取っていた。

 

先ほどの・・・周りと同調し

 

周りを調律するような祈りとはちがっていた。

 

今度は感謝と喜びの祈りのようにボクには見えた。

 

二人と別れた一人の女性がキラキラ光る小川の

 

川岸に近づきからのカゴを水の表面に差し出した。

 

すると・・・

 

魚が飛びあがって

 

そのカゴにどんどん飛び込んで入って行く。

 

それはニジマスのようにキラキラ光る綺麗な魚。

 

ボクは何が起きているのか最初は全く分からなかった。

 

だってそんなの見たことがない。

 

魚が自分でカゴの中にはいるなんて

 

人は自分の経験や常識を超える事が起きると

 

それを理解しようとしない

 

だから・・・その意味が分からない。

 

ボクもそうだった。

 

見えない釣り糸を一生懸命にボクは探した。

 

でもそんな物はない。

 

ボクは心のどこかでそれがない事を知っていた。

 

でもしばらくは何らかの仕掛けがないかと

 

必死になって目を凝らした。

 

でも探すのをやめた。

 

ボクは自分の観念にしがみつくのをやめた。

 

だって・・・見えているもの以上に確かな物はないから。

 

そして、自分の観念にしがみつくのをやめたその瞬間に

 

ボクには確かに聞こえて来たんだ。

 

カゴに飛び込む魚たちの声が。

 

魚たちの想いが。

 

それはなんと・・・

 

信じられないことに喜びに満ち溢れていた。

 

その声はこう言っていた。

 

「私たちはあなた達の食卓にのぼることを

 

どんなに持ち望んだ事か。

 

今やっとその機会に恵まれました。

 

これほどうれしいことはありません。

 

私たちはあなた達の細胞の一部になります。

 

あなた達の綺麗な髪の毛

 

ひかり輝く皮膚

 

神様につながる祈りの手足

 

すべてになることが出来ます。

 

あなた自身と一緒になることが出来るんです。

 

それこそが私たちが長い転生を経て

 

やっとたどりつくことが出来る次の魂のステージです。

 

あなた達は私たちを食べる時、心から感謝をしてくれます。

 

それは・・・まごころの感謝です。

 

そのことが私たちはどんなにかうれしくて

 

どんなにか幸せで胸がふるえるほど報われるか

 

伝えても伝えきれません。

 

私の仲間はみんながあなた達のカゴに

 

入りたくて飛び跳ねています。

 

どうかカゴにはいれなかったあの子たちにも

 

祝福を与えてやって下さい。

 

そうすれば私たちは光となって

 

あの子たちのために

 

また役に立つことが出来るんですから。」

 

ボクは確かにそれを聞いていた。

 

ボクにはその魚たちの喜びの声が聞こえていた。

 

でもその姿はだんだん見えなくなって行ったんだ

 

だって・・・

 

涙が止まらなくなってしまったから。

 

涙でかすむ目ともうボロボロの頭でボクは思った。

 

というより・・・ある感覚がボクに教えた。

 

これがもしかして

 

大自然と調和するって事

 

命をいただくって事

 

心から感謝するって事

 

そんな事がわかりかけたその時

 

初めてボクの頭の中で声が聞こえてきた。

 

「ようこそレムリアへ・・・

 

そして・・・お帰りなさい

 

あなたの魂の故郷へ・・・」

 

この続きはいつかまたね・・・グッド!

 

 

イッピーの独り言

 

(涙がひとりでに出ちゃうんだよ・・・目