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2年前には『クリード』シリーズのマイケル・B・ジョーダン主演でリブートするという噂も上がっていた
『マトリックス』だが、ここへ来てワーナーが4作目を製作すると正式に発表!
しかもネオ=キアヌ・リーヴスと、トリニティ役のキャリー=アン・モスの続投も決まり、
監督は今では性転換してウォシャウスキー“姉妹”となった姉のラナ・ウォシャウスキー(当時はラリー・ウォシャウスキー)が単独で務める。
ラナは脚本と製作総指揮も兼任。
トリロジーの共同監督&脚本を務めていた妹のリリー・ウォシャウスキー(当時はアンディ・ウォシャウスキー)は不参加のもよう。
『マトリックス』が今年で公開20周年という節目を迎える年に発表されたシリーズ第4弾の製作。1999年に公開された1作目は、仮想現実を舞台にした斬新なSFストーリーと革新的な視覚効果、驚異の映像世界で世界中の映画ファンを唸らせた。全世界興収は4億6351万ドルの大ヒットとなり、アカデミー賞では編集賞、視覚効果賞、音響賞、音響効果編集賞の4部門に輝いた。同じ年に『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』が公開されSF映画対決として注目されたが、興行面では太刀打ちできなかったものの、SFファンを魅了し、SF映画史に新たな1ページを刻んだのは『SW』ではなく、明らかに『マトリックス』だった。
4年後の2003年に連続公開された『マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』の世界興収はそれぞれ7億4212万ドル、4億2734万ドルを稼ぎ、シリーズ合計で15億ドルを突破した。ワーナーのトビー・エメリッヒ会長は「ラナが『マトリックス』ユニバースの新たなチャプターの脚本を書き、監督、プロデュースすることに興奮している」と期待を寄せている。
この4作目がトリロジーと接点のある内容になるのか、ストーリーや設定などは今のところ明らかにされていない。『レボリューションズ』で息絶えたはずのネオとトリニティーがどう“復活”するのか、モーフィアス役のローレンス・フィッシュバーンの名前が入ってないのも気になるところだ。
『マトリックス』は1作目こそ革新的なSF映画として批評家、観客ともに絶賛されたが、期待された2、3作目の評価は分かれている。「期待外れ」「話を難解にして広げただけで回収できてない失敗作」と叩かれたこともあり、2作目に落胆したファンが離れ、完結編だった3作目はシリーズ最低の興収で終わってしまった。
いまだに「『マトリックス』は1作目だけでいい」と、続編をなかったことにしているファンも少なくない。まさかこの4作目が2、3作目なかったことにした“やり直し続編”・・・・・・・ではないと思うが、20年前とは違い、映像表現が行き着くところまで来ている今の時代、『マトリックス』がその先を行く驚くべき映像世界で再びSFファンを魅了してくれるのか、期待したいところ。
また、第1作の製作20周年を記念して
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