見えない領域「アストラル界(低層4次元、地獄界)」

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アストラル界における事象、特に好ましくない現象についてはまだ説明する予定はなかったが、どうやら必要なようなので話しておく。まず学習者はアストラル界を見聞できることが、必ずしもその人の精神性の目安ではないことを理解しなければならない。(見えないものを見る≠精神性が高い)
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つまり見えない領域に興味を持った人間の意識が、見聞きできる能力だけを開花したに過ぎないからだ。だが意識的にせよ無意識的にせよ、ただその世界に入りたいとだけ望むような者は、正直に言うとこの時代に転生してくるべきではなかったと言いたくなる。
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(低層四次元の)アストラル界の現象の魅力は非常に誘惑的だ。それだけに過剰にアストラル界に心を奪われる者は、今回の転生でそこから解放されないばかりか、場合によっては解き放つまでに何度も転生を必要とすることになりかねない。
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どのレベルの教えにも、認知はされなくても真理の欠片(かけら)が含まれている。そうでなければ、そのレベルを保ってはいけるはずがない。覚えておいてほしいのは、たとえいかに低レベルの物事や活動であっても、それなりに神のエネルギーが作用しているという事実だ。当然それは不適切な使い方ではあるが、だからといって作用が弱まるわけでもない。
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誠実な学習者は、幻視や幻聴といった現象に注意を向けるのではなく、内面の意志を働かせ、それらを無視する態度を貫くべきである。結局は自らの外的表面的自己の決意によって、真実しか表現しない電子エネルギー帯の中に身を置くしかないということだ。
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生徒諸君、私は必要に迫られてこの話を続けるが、動揺したり不安を抱いたりしないように心してほしい。思考と感情の領域であるアストラル界には、一般に”この世の邪悪な力”として知られる者が活動している。だが、しばしば内面で素晴らしい成長を遂げた者が、今私が語っている本当の事実を理解しないために、(低層四次元、地獄界である)アストラル界へと引きずられる例が多い。
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大抵は目の前に現れた見せかけの真理に刺激され、何らかの身体能力が時期尚早に目覚めたのがその要因だ。そこに、さらに本人の関心を引き付けるような現象が出現するだけで充分だ。そして一旦心を奪ってしまうと、見せかけの真理も姿を消す。
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邪悪な力の中でも特に魅力的なのは、人をその気にさせて大胆に行動させる「偽りの予言」だろう。彼らは対象とした人物の注意をもっと引く目的で、時々、予言が的中するように仕向けたりする。実はこれと一緒にある種の物質を脳内に注入する(それについてはまだこの場で説明することはできない)。
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ここまで行ってしまったら、もうマスターでさえもその者を救うことはできない。なぜなら本人がその状況を受け入れた以上、自由意志を尊重する我々には介入できないからだ。そして実際に過去に、そのような事例が発生したが、手遅れになる前に本人が過ちに気づいて事なきを得た。それもその者を救うために、我々の仲間の一人が強く訴えたのが大きかった。
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一方、これは実に稀にではあるが、あまりに純真な性格ゆえにアストラル界の事柄をまったく知りもしなければ、接することもない者がいる。そういった者は本当に幸運だと言える。アストラル界にはびこる力は、人間の感情に直接影響を及ぼす作用がある。つまり情欲に訴えるということだ。なぜならアストラル界にアクセスするには、それが最も容易であるからだ。
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男性でも女性でも情熱に駆られてコントロールを失うと、たとえそれが性欲であれ怒りであっても、意識的あるいは無意識のうちに思考と感情のアストラル界に入った状態となり、内なる自分自身の美しき神の神殿の扉を開け放ってしまう。そして開いた扉から侵入したアストラル界の力は、さらにその者の情熱を強め、自分で制御できない状態にまで持っていく。
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こうなると毒ヘビの巣窟に足を踏み入れた方が、まだましだったと思うような状況となる。なぜなら肉体を失うだけで済むのとは違い、一度アストラル界に囚われてしまうと、繰り返す何度もの転生に縛りつけられてしまうからだ。
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なぜか? それはその者の精神世界に深く刻み込まれ、どうやって逃れればいいか解らないからである。そんな状態に陥った人間の魂は、必然的に同じ傾向を持って二度三度とこの世界へ転生を繰り返し、周囲に害悪をまき散らす堕落した人間になっていく。
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その影響は長期間、外界では表に出ない形で巧妙に仕組まれ、邪悪な使命が継続することも多い。いずれにせよ、目に見えない領域なだけに恐ろしい結果をもたらす。
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ところでアストラル界よりも上の階層で生きる者の中には、自らの意志でアストラル界に下り、光線を使って苦悩する者たちの束縛を解く偉大で美しい存在たちがいる。それには男性、女性の両方がその仕事に従事しているが、圧倒的に女性が多い。このことは女性として転生した者が、アストラル界に囚われた男性と結婚するパターンが多いこととも関わってくる。
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しばしばアストラル界に縛られている者は、抜け目ないほどに敏感になって、感情面に的確に訴え、知り合ったばかりの相手に、それが本当の姿であるように思いこませることに長(た)けている。
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人間社会での結婚に至りそうになった場合に、内なる神を呼び求めるなら次の言葉を使う。「この結婚が単なる情欲によるものならば、実現しないように計らってほしい」と。そうすれば大きな苦悩は回避できる。
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現実に自身の努力や与えられた訓練によって、「大いなる私は在る、大いなるアイ・アム・プレゼンス」、つまり各自に宿る内なる神の存在の意味を理解するに至り、それを心から信じ敬愛する者は、このような物事に引きずられることはあり得ない。少なくとも自分がしていることを正確に把握し、上の領域で活動している者が、自らの意志でその状態を選ばない限りにおいて。
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戦争の時代には、人間は非常に簡単にアストラル界に扉を開いてしまう。とりわけ戦後の混乱期には、抑制できないほどの大きな激情が勃発するのを見てきた。だがこの事実を知っても、アストラル界に対し過剰な恐れを抱く必要はない。
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仮に学習者がそうした場面に直面しても、即座に「私はいつでも勝利の存在であり、コントロールする術(すべ)を熟知する者だ」という意識を呼び覚ますとよい。つまり、低次の存在が出現しても、強い精神で立ち向かうだけの勇気と平静さを保つことが重要なことだ。
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                                        マスター サンジェルマンのメッセージ