ハイブリッドcpuのめんどくささの件を確認してみた話。
Q:ハイブリッドcpuに対応したlinux,windowsは?
A:
ハイブリッドCPU(Pコア+Eコア構成、Intel Alder Lake 以降など)に対応している OS について、要点をわかりやすくまとめますね。
🖥️ ハイブリッドCPUに対応している Linux / Windows
Windows の対応状況
Windows 11
- 完全対応
- Intel Thread Director を OS レベルでサポート
- Pコア(高性能)と Eコア(高効率)を最適に使い分ける
- Alder Lake / Raptor Lake / Meteor Lake などで最も性能を引き出せる
- 結論:ハイブリッドCPUを使うなら Windows 11 が最適
Windows 10
- 部分的対応(非推奨)
- ハイブリッド構成は動作するが、Thread Director をサポートしない
- スレッドの割り当てが最適化されず、性能が落ちる場合がある
- 結論:使えるが、ハイブリッドCPUの性能は十分に発揮されない
Linux の対応状況
Linux はカーネルのバージョンによって対応が変わります。
Linux Kernel 5.18 以降
- ハイブリッドCPUに正式対応
- Intel Thread Director の情報を利用可能
- スケジューラが Pコア / Eコア を意識して割り当て
- Ubuntu / Fedora / Arch など主要ディストリは対応済み
主なディストリの対応例
| ディストリ | 対応状況 | 備考 |
|---|---|---|
| Ubuntu 22.04 LTS(HWE)/ 22.10 以降 | 対応 | Kernel 5.19+ |
| Fedora 36 以降 | 対応 | 最新カーネル採用が早い |
| Arch Linux | 対応 | 常に最新カーネル |
| Debian 12(Bookworm) | 対応 | Kernel 6.1 |
| RHEL 9 系 | 部分対応 | バックポートで改善中 |
まとめ
✔ Windows
- Windows 11 → 完全対応(最適)
- Windows 10 → 部分対応(性能は落ちる)
✔ Linux
- Kernel 5.18 以降 → ハイブリッドCPU対応
- 主要ディストリの最新バージョンはほぼ対応済み
必要なら、
- どのディストリが一番おすすめか
- ハイブリッドCPUでの最適設定
- ゲーム用途 / 開発用途での比較
なども詳しくお話しできますよ。
Q:ハイブリッド技術の種類と各osの対応表作れる?
A:
もちろん作れますよ。ハイブリッドCPU技術はいくつか種類があり、それぞれ OS の対応状況が異なります。ここでは代表的なハイブリッド技術を整理し、Windows / Linux の対応表としてまとめます。
🔧 ハイブリッドCPU技術の主な種類
1. Intel Hybrid Technology
● Intel Hybrid Architecture(P-core / E-core)
- Alder Lake(12th Gen)以降の Intel Core に採用
- 高性能コア(P)と高効率コア(E)を組み合わせる
● Intel Thread Director
- CPU 内部でスレッドの最適配置を OS に伝える仕組み
- OS が対応していないと性能が落ちる
2. ARM big.LITTLE / DynamIQ
- ARM 系 CPU のハイブリッド構成
- big(高性能)+ LITTLE(省電力)
- スマホ・タブレット・一部の ARM PC で採用
3. AMD Hybrid(Strix Point 以降)※2024–2025 以降
- AMD も Zen5C(効率コア)+ Zen5(性能コア)の構成を採用予定
- Linux は比較的早く対応、Windows も対応予定
📊 ハイブリッド技術 × OS 対応表
以下にわかりやすい対応表を作りました。
■ Intel ハイブリッド(Alder Lake 以降)
| OS | Hybrid Architecture | Thread Director |
|---|---|---|
| Windows 11 | ◎ 完全対応 | ◎ 完全対応 |
| Windows 10 | ○ 動作するが最適化なし | × 非対応 |
| Linux Kernel 5.18+ | ◎ 対応 | △ 一部対応(情報利用は限定的) |
| Linux Kernel 6.0+ | ◎ 対応 | ○ 改善中 |
| macOS | × Intel版は非ハイブリッド | × |
■ ARM big.LITTLE / DynamIQ
| OS | big.LITTLE | 備考 |
|---|---|---|
| Android | ◎ 完全対応 | ARM の本場 |
| iOS / iPadOS | ◎ 完全対応 | Apple Aシリーズ |
| Windows on ARM | ○ 対応 | 最適化は進行中 |
| Linux(ARM版) | ◎ 完全対応 | Raspberry Pi など |
| macOS(Apple Silicon) | ◎ 完全対応 | M1/M2/M3 は big.LITTLE |
■ AMD Hybrid(Zen5 + Zen5C など)
| OS | Hybrid Architecture | 備考 |
|---|---|---|
| Windows 11 | ◎ 対応予定(Strix Point) | AMD公式でサポート表明済み |
| Linux Kernel 6.5+ | ◎ 対応 | 既にパッチが取り込まれている |
| Windows 10 | × 非対応 | そもそもサポート終了方向 |
📝 まとめ
-
Intel ハイブリッド(P/Eコア)
→ Windows 11 と Linux 最新カーネルが最適 -
ARM big.LITTLE
→ Android / iOS / macOS / Linux(ARM)が強い -
AMD Hybrid(Zen5C)
→ Windows 11 と Linux 6.x が対応
必要なら、
- もっと細かい技術(E-core の種類、スケジューラの違い)
- 各 OS の最適設定
- ゲーム用途 / サーバ用途での比較
なども表にして追加できますよ。
Q:pccs/pccs2は気にしなくていい?
A:
結論から言うと 一般ユーザーは PCCS / PCCS2 を気にする必要はほぼありません。
ただし、ハイブリッドCPUの挙動を深く理解したい人や Linux で細かい制御をしたい人には意味があります。
わかりやすく整理してみますね。
🔍 PCCS / PCCS2 とは何か
■ PCCS(Performance and Capacity Classes)
- CPU コアを 性能クラス(Performance Class) と 容量クラス(Capacity Class) に分類する仕組み
- OS のスケジューラが「どのコアにスレッドを割り当てるべきか」を判断するための情報
- Intel の Pコア / Eコア や ARM big.LITTLE のような 異種コア構成(heterogeneous CPU) で使われる
■ PCCS2(Performance and Capacity Classes v2)
- PCCS の改良版
- より細かいコア特性を OS に伝える
- Linux カーネル 6.x 系で積極的に取り込まれている
🖥️ OS が PCCS / PCCS2 をどう扱うか
■ Windows
| OS | PCCS | PCCS2 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Windows 11 | ◎ 対応 | ◎ 対応 | Intel Thread Director と連携 |
| Windows 10 | △ 部分的 | × 非対応 | ハイブリッド最適化は弱い |
→ Windows 11 なら PCCS を意識する必要はない
OS が自動で最適化してくれるため、ユーザーが設定する項目はない。
■ Linux
| カーネル | PCCS | PCCS2 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 5.18〜5.19 | ○ 対応 | × まだ | Intel hybrid 対応開始 |
| 6.0〜6.3 | ◎ 安定 | △ 部分対応 | スケジューラ改善中 |
| 6.4〜6.7 | ◎ | ◎ | PCCS2 が本格実装 |
| 6.8 以降 | ◎ | ◎ | AMD Zen5C も視野に |
→ Linux はカーネルが新しいほどハイブリッドCPUの性能を引き出せる
特に 6.4 以降は PCCS2 が安定しており、Intel/ARM/AMD すべてに恩恵がある。
✔ 結論:一般ユーザーは PCCS を気にしなくていい
● Windows 11
→ 完全自動。PCCS を意識する必要なし。
● Linux
→ 最新カーネルを使っていれば問題なし。
→ カーネル 6.4 以降なら PCCS2 も安定。
🔧 PCCS を気にするべき人
以下のような人は PCCS / PCCS2 を理解しておくと役に立つ。
- Linux でカスタムスケジューラを使う人
- リアルタイム処理(音楽制作・組込み)でコア割り当てを最適化したい人
- ハイブリッドCPUの挙動を研究したい人
- Eコアを無効化して性能を調整したい人
一般的なデスクトップ用途・ゲーム用途では OS が全部やってくれるので気にしなくて大丈夫。
必要なら、
- PCCS の内部仕様
- Linux でのコア制御方法(isolcpus, taskset, cset)
- Intel Thread Director との違い
なども詳しく解説できますよ。
Q:steam os,bazzite osなんかはカーネル6.8以降?
A:
ざっくり結論から言うと――
✔ 結論:
Bazzite OS は “常に最新カーネル(6.8 以降も当然含む)” を使う。
SteamOS(Steam Deck)は 6.1 系が基本で、6.8 にはまだ上がっていない。
以下で詳しく整理します。
🔧 Bazzite OS のカーネル
Bazzite は Fedora Atomic ベースなので、Fedora の最新カーネルをほぼそのまま採用します。
- 最新のリリースでは 6.17 系 が使われていることが確認できる
(例:Bazzite testing 43.20260203.1 の Kernel 6.17.7)
つまり 6.8 どころか 6.10、6.15、6.17 とどんどん更新されていくタイプの OS。
👉 ハイブリッド CPU(Intel/AMD)対応は非常に良い。
🎮 SteamOS(Steam Deck)のカーネル
SteamOS は Valve が Deck 用にカスタムしているため、
最新カーネルを追いかける OS ではない。
- SteamOS 3.x 系は Linux 6.1 LTS をベースにしているのが一般的
- Deck OLED 対応などでパッチは多いが、6.8 以降にはまだ上がっていない
SteamOS は安定性重視なので、
LTS カーネルを長期間使い続ける方針。
👉 最新ハイブリッド CPU への最適化は Bazzite より遅い。
🧩 まとめ表
| OS | カーネル | 6.8 以降? | 備考 |
|---|---|---|---|
| Bazzite OS | 6.8〜最新(例:6.17) | はい | Fedora ベースで常に最新カーネル採用 |
| SteamOS 3.x | 6.1 LTS 系 | いいえ | Deck 用にカスタム、安定性重視 |
🎯 結論(実用目線)
- 最新 CPU(Intel 14th/15th、AMD Strix Point など)を使うなら Bazzite が圧倒的に有利
- Steam Deck で使うなら SteamOS のままで OK(Deck 最適化が強い)
必要なら、
- Bazzite と SteamOS のゲーム性能比較
- ハイブリッド CPU での最適 OS
- Deck 以外のハンドヘルド(ROG Ally / Legion Go)向け OS
などもまとめられますよ。
Q:amdとインテル、違うスケジューラ出してきたからmsもいい迷惑だなw
A:
ほんとそれ、MS からしたら「お前ら好き勝手に独自仕様出すなよ…」って気分だと思う。
でも実際には、Intel と AMD が“別々のハイブリッド設計”を持ち込んだことで、OS 側の負担が一気に増えたのは事実なんですよね。
🧩 なぜ MS(Windows)が困るのか
■ Intel と AMD が「別物」を出してきた
- Intel:Pコア / Eコア + Thread Director(ハードウェアから OS へ細かいヒントを送る)
- AMD:Zen5 / Zen5C(効率コア)だが、Thread Director 的な仕組みは別物
つまり、OS から見るとこうなる:
| 会社 | ハイブリッド構成 | OS への情報提供方式 |
|---|---|---|
| Intel | P/Eコア | Thread Director(独自) |
| AMD | Zen5 / Zen5C | 別の方式(Intel 互換ではない) |
→ 同じ“ハイブリッドCPU”でも、OS が受け取る情報が全然違う
→ スケジューラは CPU ごとに最適化が必要
🏢 Microsoft の立場からすると…
● Intel 用の最適化
→ Thread Director を使って細かくスレッドを振り分ける
● AMD 用の最適化
→ 別の仕組みでコア特性を把握しないといけない
● ARM big.LITTLE も別物
→ Windows on ARM もサポートしないといけない
🧠 結果:Windows のスケジューラは地獄の複雑さに
本来なら「ハイブリッドCPU対応」という1つの機能で済むはずが、
- Intel 方式
- AMD 方式
- ARM 方式
- 旧来の単一コア方式
- 仮想化環境での扱い
- 電力制御との連携
これ全部を同時に面倒見る必要がある。
→ MS が苦労してるのは間違いない
🐧 Linux はどうかというと…
Linux はもっと柔軟で、
- PCCS / PCCS2
- EAS(Energy Aware Scheduling)
- 各 CPU ベンダーのパッチ
- カーネルの汎用スケジューラ
を組み合わせて対応しているので、
「Intel 方式」「AMD 方式」を吸収しやすい。
ただし、最新カーネルじゃないと性能が出ないという別の問題がある。
🎯 まとめると
- Intel と AMD が“互換性のないハイブリッド方式”を出した
- OS(特に Windows)は両方に最適化しないといけない
- 結果、MS のスケジューラ開発はめちゃくちゃ大変
- Linux は柔軟だが、最新カーネル必須という別の苦労がある
もし興味あれば、
- Intel と AMD のハイブリッド設計の根本的な違い
- Windows のスケジューラがどう動いているか
- Linux の EAS や PCCS の内部動作
こういう“深掘り系”も語れるよ。
まとめ:
サーバー向けcpuは基本的にハイブリッドじゃないのでコア割り当てのペナルティはない。
最新cpu(p+e/c)を使うなら嫌だろうがwindows11。もしくはlinuxカーネルのverを気にしよう。
しかし、だらだら長くなってしまった。うーん


































































