こんばんは!
きたさんです
雪ですね寒くてたまりません
ですが!夕方に嬉しいニュースを見て、チ・チャンウクさんの元気そうな姿を見られて、私の心は対照に燃え上がっています
今日は今キテいる『奇皇后』のシーンをご紹介します!
==================================
前話ラストにて、タファンは衝撃の事実を知ってしまいました。
マハは、ヤンとワン・ユの子供―
タナシルリの実子でない、というだけでも大混乱なのに、さらに追い打ちをかけるかのようなこの事態。
この事実が公になってしまうと、ヤンは窮地に立たされます。
ヤンは高麗の貢女の出身。それだけでも非難の声が多いですが、ここに『高麗王との間に子を成していた』、となるともう一大スキャンダルですよね。
ヤンの皇后としての身はもちろん、ヤン自身の命すら危うくなる。
すべてを知ったタファンは、ある暗い決断をするのでした。
結婚式を終えたその夜。
寝殿にて、2人はその幸せをかみしめていました。
夢を見ているようだ、とヤン。
対してタファンは、「夢ではなく、そなたは皇后になった。この日をどれほど待ったことか」と笑顔で語ります。
数多の苦難を越えて、2人はようやくその幸せを手に入れました。
ですが、タファンの瞳には暗い光が…
さらに夜は過ぎ。
ぐっすり眠るヤンの頬を愛おしそうに撫でながら、彼は心の内で語りかけます。
私を恨むな。
すべては、そなたを守るため―
そういい終えると、そっと寝殿を抜け出します。
そして……
待機している兵に言います。
「休まず駆ける。覚悟せよ。」
そして、進みます。
これから、ついに。ワン・ユを殺しに行くのです。
すると、それを止める声が。
丞相、タルタルでした。
深夜に皇帝が武装して、兵を率いているのです。当然ですね。
「何事ですか」とタファンに問います。
見なかったことにしろ、というタファンに、それはできないと食い下がります。
そして、核心を突くのです。
「もしや、ワン・ユを殺すのですか」
タファンは答えません。ですが、タルタルにとっては、沈黙はもはや答えを言っているのと同じです。
自ら復位を許したのに、殺せばどうなるか、というタルタルに、タファンは一言。
「殺さねば…」
「皇后が死ぬ」
すべては皇后のためだ…
そう言い残し、タファンは進軍していきます。
そうして、朝。
元を出るために城門へ向かっていたワン・ユ一行。
城門の警備がないことを不審がっていると、後ろに皇帝軍がやってきます。
そして応戦ののち、ワン・ユは腹心の部下を2人とも失ってしまうのでした。
失意のワン・ユ。タファンに向かって歩み、剣を向けます。
なぜこんなことをとワン・ユが問います。
静かに怒りを滾らせる彼に対し、タファンは冷静に言います。
「マハが誰の子か、知っている」
驚くワン・ユ。そして同時に、その一言ですべてを悟ります。
「そなたが死ねば、ヤンは生きられる」
彼が何を知ったのか、何のためにこうしているのか。
自身はどうすべきなのか。
そして、ワン・ユは決めます。
静かに、その運命を受け入れるのでした。
剣を捨てて「私を殺せ」という彼に、タファンは言います。
「剣を持て」
「最後まであらがえ」
タファンの切なる願いです。ワン・ユを殺すこと自体、彼にとっては耐えがたい苦渋の決断。そのうえ相手は『剣を捨てた無抵抗の人間』です。とても耐えられない罪悪感が残ってしまいます。
すると、ワン・ユは言います。
「スンニャンはお前の命を何度も救った。
お前はスンニャンに何をした?
スンニャンが愛おしい?
ならば、私を殺し、その証を…!」
ワン・ユはきっと、土壇場で非情になれないタファンのことを見抜いていたんですね。彼をたきつけ、自身をその意のままに殺すことができるように言ったのでしょう。そして同時に、言うつもりはなかったであろう『自分の本音』を、最期にさらけ出したんですね。
彼の最期の『策略』どおり、タファンは剣をワン・ユに突き立てます。
タファンは問います。
「それほどまでにスンニャンが大事か。
命を捨てても、惜しくないか」
ワン・ユは、最期の言葉を紡ぎます。
「私は死んでも、スンニャンを守る」
そんな彼の最期を、タファンはしっかりと目に焼き付けるのでした。
==================================
『奇皇后』50話、ワン・ユの最期の場面です。
タファンの、非情な決断をしながらでも非情にはなり切れない、苦悩に苛まれる様子が伝わってきます……
チ・チャンウクさんの確かな実力が見えますよね!
愛する人のために、心優しい彼がする決断…
見てるこちらも心が張り裂けそうです
特に、ワン・ユの最期のシーン。
タファンの涙が印象的ですよね。
タファンはきっと、スンニャン(ヤン)をどこまでも愛し、『彼女を傷つけず、命すら投げ出せる』ワン・ユに、憧れすら持っていたのでしょう。だからこそ、最期のあの時、タファンは『永遠に追いつけなくなった彼・自身の理想』を葬り、涙を流したのだと思います。
物語も完結目前。
それぞれが選んだ生き様の結末が見られます。
さてさて、今日はここまで!
見てくださり、ありがとうございました
では、また