全米供給管理協会(ISM)9月の製造業景気指数は47.2と前月から変わらず、50の分岐点6ヶ月連続で下回りました。


購買担当者へのアンケート調査結果をもとにアメリカ🇺🇸の製造業の景況感を示す指標です。

毎月1日営業日に発表されるので、速報性があり企業が実感している景況感が判断できるため注目されています。


ISMとは企業の購買担当者(原材料や部品などの資材を買い入れる担当者)が集まってできた組織です。


投資をする上で金利の動きをみることは非常に重要ですが、米国🇺🇸の長期金利はISM製造業景気指数に対して相関関係があると言われています。

50以上が続くと金利に上昇圧力がかかり債券は売られやすく、株式は買われやすくなります。

45以下になると債券への投資意欲が強まり、債券価格が大きく上昇する一方で金利が大きく低下します。

ちなみに為替への影響は50以上でドル買い意欲が強まり、50以下でドル売り圧力が高まります。

今回の47.2と債券にとっては45〜50が居心地の良い水準で、債券が買われて金利が低下します。


FRBは9月に金利を0.5下げる事を決定しましたが、ISMの結果からみても今後着実に金利を下げる政策を続けて行くと考えられ、長期的にみれば株価は上昇していくと思われます。


10/2 今夜のADP雇用者数、10/4 失業率の指標にも注目して、楽しく株式投資を続けていきます音譜