現在、悪性胸膜中皮腫の妻「ゆきだるま。。。☃️」は、抗がん剤の、アリムタ(一般名:ペネトレキセド)の治療を行なっています。


3ヵ月前から、抗がん剤をジェネリック医薬品に変更しています。これまでに、あるいは、これから同じ経験をされる方がいると思います。どなたかの役に立てればと思い、経験や、私の考え(思い込み 笑)を記載してみました。

長文になるので、3回に分けて記載させて頂きます。



3ヵ月ほど前に、主治医から抗がん剤のアリムタをジェネリック医薬品(後発医薬品)に切り替えたいとの話がありました。ジェネリック導入は国の方針ですし、早晩切り替える事になるのであれば、症状が落ち着いている現時点で試して、問題があれば、早めに対応した方が得策だと判断して切り替える事としました。


ここで、ご存知のの方も多いと思いますが、ジェネリック医薬品の説明です。




以下は「政府広報オンライン」に記載されている内容です。


「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」は、先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に製造・販売される、「先発医薬品と同じ有効成分を同量含んでおり、(先発医薬品と)同等の効き目がある」と認められた医薬品です。

※同じく政府広報からわかりやすい図をお借りしました



一般的な薬であれば問題なく使用されていますが、こと抗がん剤となると、先発医薬品にこだわりを持たれているお医者様もいらっしゃるようです。



ここで、現役時代に化学に関わった私として、考えてみました。ちょっと専門的になる事ご勘弁くださいね(^^;;


ここで、政府広報がいう「特許切れ」は、薬効を発揮する成分の物質特許となります。抗がん剤のアリムタで言えば、「ベネトレキセド」という物質です。物質がわかっていれば、同じものを作る事はそう難しい事ではありません。

問題となるとしたら、先発医薬品と全く同じ、製法(化学反応のさせ方)・原材料・製造ライン等を使うわけではないため、意図しない複製性成分が存在する可能性があり、それによる問題が発生する可能性があると考えるのが普通です。


長くなりましたが、私の化学屋の勘と経験(あくまで勘と経験です)では、ジェネリック医薬品、特に抗がん剤のジェネリック医薬品で注意すべきは、抗がん剤自体の効果というより、複製性成分による副作用に注意すべきではないかという結論です。



明日の、第二回に続きます。あわせてお読みいただけると嬉しいです。